ランサーズとクラウドワークスのライティング案件の単価やサービスの違い
クラウドソージングで仕事をこなす場合、特に人気のあるサービスといえばランサーズやクラウドワークスでしょう。そこで今回はこの二つはどちらの方が受注側にとってお得か、両方行うべきか片方に絞るべきかなどをお話しします。
ランサーズとクラウドワークスの単価の違い
ランサーズとクラウドワークスと比べた場合、プロジェクトやコンペ方式ならどちらも手数料が変わりません。
ただしタスク形式の場合、ランサーズは20%、クラウドワークスの場合は無料となっており、
手数料分をふまえてランサーズの方が若干高く設定されている傾向にあり、
一方でどちらのサービスでも同じ報酬額と依頼内容という場合もあり、
手数料が無い分クラウドワークスの方がお得という事もあります。
フリーランサーで仕事を探している場合はプロジェクト形式の仕事が基本となるので、タスク案件をメインに据えないのであれば、どちらのサービスを利用してもほとんど報酬額に差が無いと言っても良いかもしれませんがそれぞれに特徴はあります。
ランサーズのライティング系プロジェクト案件
- 募集件数:普通
- 単価:普通
- 記事カテゴリ:記事、ブログ記事、体験談、WEBサイトコンテンツ、DM・メルマガ、シナリオ・脚本・小説、インタビュー・取材、ビジネス・セールスレター・スピーチ、資料作成・レポート・論文作成、マニュアル作成、リライト・校正、書籍編集・雑誌編集、電子書籍制作
募集件数と単価は普通。0.25円〜2円程度の幅で募集されている案件が多い。
大体は0.5円〜1.5円程度の相場が多くなっていて、0.25円やそれ以下のものはお小遣い稼ぎ者向けの案件です。カテゴリ分けが細かく、マニアックな内容の依頼も出やすい(シナリオ執筆など)。
クラウドワークスのライティング系プロジェクト案件
- 募集件数:多い
- 単価:安い〜普通
- 記事カテゴリ:ブログ記事、WEBコンテンツ、リライト・構成、メルマガ
募集案件が多い分、超低価格の案件も多め。
0.01円〜2円程までで募集されている案件が多く、相場もランサーズに比べてふり幅が若干大きい。
カテゴリ分けがシンプルなので、マニアックな案件、変わった依頼内容を探すのは大変。フリーランサーが生活できるレベルの高額報酬案件は、ランサーズよりちょっと多い程度。
手数料を把握しておこう
- 20万円以上・・・5%
- 20万円未満、10万円以上・・・10%
- 10万円以下・・・20%
上記の手数料倍率はランサーズもクラウドワークスも一緒です。
プログラムやWEB製作など、規模が大きくなりやすいものは10万円以上、20万円以上となることもありますが、ライティングだと殆ど10万円以下の案件ばかりなので、手数料はかなり響きます。
そこで、プロジェクトで仕事を引き受ける時や提案する時は、手数料分払ってもらえるのか、全て込みの報酬なのかを必ず確認しましょう。
単に報酬は50000円です!と言われただけだと、(手数料を引いて)実質40000円なのか、手数料抜きで50000円(クライアント側は60000円支払う)なのかで大きく変わってきます。
金銭トラブルは、取引でおこりうる問題でも最も避けたいものの1つなので、「手数料」「消費税」含めての報酬額をしっかり把握してから受注しましょう。
ランサーズとクラウドワークス、どちらを選べばいいの?
報酬が殆ど変らないとしてもメッセージボックスの使い方やサイトの使用感は全然違うので、まずは触れてみて「仕事が検索しやすい」「目当ての仕事案件数が多い」と思う方を選びましょう。
もしお小遣い稼ぎや副業として考えているなら、仕事の内容自体だけで選びたいので、どちらも登録しておいて、気になる案件から応募し、トライしていくと良いと思います。
ガッツリ稼ぎたいなら最初はどちらかを選ぼう
どちらのサービスにも評価システムが導入されており、これまで受注した件数、5段階の評価を見る事が出来ます。
このためクライアント側が受注者を選ぶ選定基準として実績を確認する場合が多いので、最初のうちはどちらか一方にしぼり、経験と実績を積んでいった方が、高額案件や継続案件を引き受けやすいかと思います。
そしてある程度実績が積まれ、安定期に達したらもう片方のサービスも利用しはじめ、最終的にはどちらのサービスでも高評価を得られているステータスにするのがベストです。
どちらのサービスにも同じ依頼を出しているクライアントを見つけたら
全く同じ依頼者で、同じ内容、報酬も一緒という事は良くあります。クライアント側としては、少しでも良い受注者をみつけたいでしょうから、何も不思議はありません。
どちらで応募しても問題ないので、自分がメインだと思っているサービスから提案すれば大丈夫。
両方から提案して熱意を伝えるという方法もありますが、クライアント側の確認ミスで両方で採用されてしまうケースもありえるので注意。
「仕事が2倍になっていいじゃないか!」と思うかもしれませんが、クライアント側が「なるべくいろんな人にお願いしてみたい」と考えている可能性も高いのでやめた方が良いでしょう。
ランサーズとクラウドワークスの現状
ランサーズは2008年にサービス開始、クラウドワークスは2012年にサービスを開始しました。古参なのはランサーズですが、クラウドワークスの成長率も凄まじく、どちらかのほうが圧倒的に優れているとは言えない状況です。
受注者側としてのネックは、どちらか一方で経験と実績を積んでも、もう片方に手を出した場合、プロフィール上は実績無しの新人からスタートしなくてはいけないということ。
クラウドソージングの市場規模は年々大きくなっているので、フリーランサーとしては無視できない存在ですから、慣れてきたら贔屓することなく両方に目を光らせておきましょう。
最後に
- プロジェクトでの手数料は一緒
- タスク形式ならクラウドワークスの手数料は無料
- 評価を気にするなら、まずはどちらかで信用をえよう
- 最終的には両方利用し、どちらの実績も積んでいこう
ランサーズとクラウドワークスは、クラウドソージング界の2大大手であり、ライバル会社なのでどちらかが一時勝っても数年後には、ひっくり返っている可能性があります。
どちらも登録料無料で両方のサービスに登録しても出費は0円なので、受注側としてはどちらのサービスにも目を光らせておきましょう。
ライター:敏夫
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