事前に知っておきたい、freeeはいつでも簡単に解約できる?
freeeの解約自体は、入会手続きと同じようにとても簡単です。
ただし、退会したい理由によっては、登録を継続させたまま状況を改善できる可能性もあります。それぞれのケースを順にみていきましょう。

会計ソフトfreeeを解約する方法
ただただ解約したい場合
事業そのものから手を引く時や、勤めを変わる時、freeeを使う必要がなくなった時は、ログインした状態で「事業所の設定」から退会手続きをおこなうことができます。
その際、有料の標準プランを利用している場合は、退会より先に支払い設定を解除する必要があります。また、名義違いで複数の事業所を登録している場合は、それぞれの事業所ごとに退会の手続きが必要になるので注意しましょう。
退会手続きのステップ
退会(事業所の削除)は、以下の手順で行います。
会計freeeで退会(事業所の削除)をすると、すべてのfreeeのサービスのデータがご利用できなくなり、復元もできなくなりますので、ご注意ください。
退会(削除)したい事業所でログインする
招待しているユーザーを[設定]→[メンバー招待・管理]から削除する
電子帳簿保存機能をオフにする(詳しい手順はこちら)
すべてのfreeeのサービスでお支払い設定を解除する
※ 会計freeeの解除方法はこちら
※ 給与freeeの解除方法はこちら事業所の設定から退会手続きを行う
※ 会社設立freeeで、freee電子公告をご利用の方、「設立する」より後のステップに進んでいる方は、freeeサポートデスクに問い合わせ、退会代行をご依頼ください。出典:退会や事業所の削除はどのようにしたらよいですか?-freee
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/202848460
不具合や不都合で悩んでいる場合
困ったらヘルプデスクに問い合わせしましょう。
freeeを使っていて「どうもしっくりこない、解約しようかな」、と悩んでいる事業者は、安易に解約してしまう前にヘルプデスクへ問い合わせてみましょう。
無料プランだとレスポンスをもらうまでに3営業日程度かかってしまいますが、一人で悩んでいるよりも専門家に相談した方が早いことはたくさんあります。相談してみたら意外とあっさり解決するかもしれません。
システムの不具合である可能性もある
クラウドで管理をしていると、何かの不具合で同期エラーが生じることもありますが、そうした不調はfreeeが調査してくれるケースもあります。不具合に悩んだら、まずは問い合わせてみましょう。
また、事業所の資金や領収書などのデータを一旦リセットするだけの目的で解約を考えている場合は「事業所の初期化」をすることで、データをゼロにした状態から再度スタートすることができます。項目のなかには、在庫棚卸など、手動で削除が可能なものもあります。
freeeを退会した人は会計ソフトを変えている?
廃業した人・サラリーマンに戻った人などを除けば、freeeを辞めた人はほぼ確実に別の会計ソフトに乗り換えていると思われます。そしてその乗り換え先として人気なのが「MFクラウド確定申告」です。
freeeからMFクラウド確定申告への移行方法が公式から公開されているため、freeeが合わなかったとしても、乗り換えが容易です。

まとめ
freeeは、一旦解約してしまうと、データを復元することができません。蓄積した事業所の経理データは、単にお金の流れをメモしただけの経費帳ではなく、顧客のニーズや取引先とのやりとりを記した貴重なものです。事業者個人の財産といっても過言ではありません。
簡単に解約できるからといってすぐに退会してしまうのではなく、まずはデータを残して不具合や不満を取り去る方法を模索するのがよいでしょう。
ライター:真子
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