【Mac・Windows対応】確定申告(e-tax)する際に使えるICカードリーダまとめ【NTT ACR1251CL-NTTCom,NTT ACR39-NTTCom,Sony PaSoRi RC-S380】
e-taxで確定申告をするためにICカードリーダーが必要になることはご存知でしょうか。ICカードリーダーはマイナンバーカード等に付いている電子証明書を読み取ることで、確定申告に必要な個人情報を引き出してくれます。
このICカードリーダーは自前で購入しなければなりませんが、2,000~3,000円程度のものなので安い買い物です。もっとも、この費用は経費として計上できますから節税につながります。
また、 後ほど説明しますが、e-tax(確定申告)以外の用途としてICカードリーダーでSuicaやWAONなどの電子マネーを使用することもできます(Windowsのみ)。
前の記事はこちら→初めての確定申告でみんなが躓きやすいポイント5つ

【Mac・Windows対応】確定申告(e-tax)する際に使えるICカードリーダまとめ
ICカードリーダーの種類
ICカードリーダーの種類は大きく分けて2つあります。接触型と非接触型です。
接触型はカードリーダーにカードを差し込んで使います。
対して、非接触型はカードリーダーの上にカードを載せて使います。非接触型はコンビニで電子マネー支払いをするときのような使い方ですね。
ICカードリーダーを選ぶ時の注意点
注意点は2つあります。
- マイナンバーカードもしくは住民基本台帳カードに対応しているか
- WindowsもしくはMacに対応しているか
順に説明していきます。
マイナンバーカードもしくは住民基本台帳カードに対応しているか
マイナンバーカードをご利用になる場合は、全国のどの市町村でも使用できるICカードリーダーが同じです。
ところが、住民基本台帳カードはそうはいきません。
住民基本台帳カードをご利用になる際は、電子証明書の手続きをした市町村によって、使用可能なICカードリーダーが異なりますので注意が必要です。詳しくは、公的個人認証サービスよりご確認下さい。
https://www.jpki.go.jp/prepare/reader_writer/index.html
なぜこのようなことが起きてしまうかというと、マイナンバーカードは国が管理をしていますが、住民基本台帳カードは全国の市町村が各自で管理しているからです。
手間を省くためにもマイナンバーカードをご準備して頂くことをおすすめします。
WindowsもしくはMacに対応しているか
ICカードリーダーのなかには、「Windowsのみ」や「Macのみ」に対応しているものがあります。
例えば、このあと紹介するSONY製のPaSoRi RC-S380という機種はWindowsのみに対応しています。間違えて購入することがないように気をつけて下さい。
次からは、WindowsとMacに対応したおすすめのICカードリーダーを2つ紹介していきます。そして最後にWindowsのみで使用できるICカードリーダーを紹介します。
おすすめICカードリーダー
おすすめICカードリーダーは下記の2つです。
- NTTコミュニケーションズ ACR1251CL-NTTCom
- NTTコミュニケーションズ ACR39-NTTCom
- SONY PaSoRi RC-S380(Windowsのみ)
まずは、ACR1251CL-NTTComのICカードリーダーについて説明します。
Windows・Macに対応したACR1251CL-NTTCom
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おすすめポイントは3つです。
- WindowsとMacのどちらでも使える
- マイナンバーカードと住民基本台帳カードのどちらでも使える
- 非接触型のカードリーダーが3,000円以下で買える
順に説明してきます。
WindowsとMacのどちらでも使える
WindowsとMacのどちらでも使えます。Windowsを使われる場合は、Windows 7 SP1、8.1、10の32bit及び64bitでご利用できます。Macを使われる場合は、Mac OS X 10.10、10.11、10.12でご利用できます。
ここで、MacのOS環境に注意して下さい。e-taxとICカードリーダーの推奨するMacのOS環境に違いがあります。
e-taxではMacで推奨されるOSはMac OS 10.8、10.9、10.10以降のバージョンでした。しかしながら、ACR1251CL-NTTComではMacのOS環境はMac OS X 10.10、10.11、10.12と狭まっています。
マイナンバーカードと住民基本台帳カードのどちらでも使える
ACR1251CL-NTTComは全国のマイナンバーカード及び住民基本台帳カードで使用できます。これは嬉しいですよね。確認する手間が省けます。
NTTグループは国が運営してきていただけに、行政とは結びつきが強いです。
忙しい方や迷いたくない方は、NTTコミュニケーションズのACR1251CL-NTTComを選ぶのが良いでしょう。
非接触型のICカードリーダーが3,000円以下で買える
ACR1251CL-NTTComは非接触型のICカードリーダーです。つまり、ICカードをICカードリーダーに置くだけで使えます。非接触型は少し値段が張るのですけど、この商品は3,000円以下で買えます。
Windows・Macに対応したACR39-NTTCom
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おすすめポイントは2つです。
- WindowsとMacのどちらでも使える
- 接触型のICカードリーダーが2,000円台で買える
ただし、このICカードリーダーには注意点があります。それは、ICチップがついたマイナンバーカードもしくは住民基本台帳カードでなければ使えないからです。価格は1,000円程度の違いなので、ACR1251CL-NTTComを選ばれた方が無難だと思います。
話が少し逸れましたが、順にACR39-NTTComについて説明していきます。
WindowsとMacのどちらでも使える
対応しているOS環境はACR1251CL-NTTComと同じです。ACR1251CL-NTTComの説明でも書きましたが、MacのOS環境はよく確認して下さい。e-taxで推奨されている環境とは範囲が少し狭まっています。
接触型のICカードリーダーが2,000円台で買える
接触型のICカードリーダーなので、非接触型のACR1251CL-NTTComと比べれば、1,000円ほど安いです。しかし、先ほども書きましたが、すべてのマイナンバーカード等で使用することができないので注意が必要です。お手元のカードにICチップがついているか再度確認して下さい。
次からは、Windowsにのみ対応したICカードリーダーを紹介します。実は、Windows用のICカードリーダーを使えば、SuicaやWAONいった電子マネーに関連する使い方ができます。つまり、e-tax以外でも使い道があるICカードリーダーです。
Windowsのみに対応したSONY PaSoRi RC-S380
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お使いのOS環境がWindowsであるならSONYのPaSoRi RC-S380がおすすめです。OS環境は、Windows7、8.1、10でご利用頂けます。
おすすめポイントは3つあります。
- マイナンバーカードと住民基本台帳カードのどちらでも使える
- 非接触型のカードリーダーが3,000円以下で買える
- 電子マネーの履歴確認、チャージ、ネットショッピングができる
1、2については話が重複してしまうので、簡単にまとめますと、全国すべてのマイナンバーカードと住民基本台帳カードが利用でき、3,000円以下で購入することができるICカードリーダーであるということです。
次からは電子マネーの履歴確認、チャージ、ネットショッピングができるメリットについて書いていきます。
電子マネーの履歴確認で経費精算が楽に
電子マネーの履歴を確認できるメリットは、経費精算が楽になるからです。例えば、PASMOはICカードリーダーを使わなければネットで履歴を確認することができません。ネットの時代なのに考えられないですよね。
また、SONY のPaSoRi RC-S380では様々なICカード乗車券の履歴を確認することができます。例えばKitacaやSuica、TOICA、ICOCA、PASMO、PiTaPa、nimoca、SUGOCAなどです。
カード払いで電子マネーのチャージができる
自宅から楽天Edy、Suica、WAONなどの電子マネーのチャージもできます。電子マネーのチャージは基本的に現金で行なうと思いますが、ICカードリーダーを使えばカード払いで電子マネーをチャージできます。例えばWAONですと、1,000円単位でクレジットカード払いのチャージができます。
電子マネー払いでネットショッピングができる
ネットショッピングを電子マネー払いできるメリットは、クレジットカードの情報を入力する必要がないことです。なお、ネットショッピングで使える電子マネーは楽天Edy、Suica、WAONです。例えば、WAONですと、WAON加盟店のネットショップにかぎりになりますが、電子マネーで支払うことができます。
まとめ
これまでの話をまとめます。
まず、ICカードリーダーを選ぶ時の注意点は下記の2点でした。
- マイナンバーカードもしくは住民基本台帳カードに対応しているか
- WindowsもしくはMacに対応しているか
特に、MacのOS環境についてはよく注意して下さい。ICカードリーダーとe-taxでは推奨させている環境が異なっていました。
これらを踏まえた上で、おすすめのICカードリーダーは、NTTコミュニケーションズ の ACR1251CL-NTTComでした。
このカードリーダーは、WindowsとMacで使用できることはもちろんのこと、全国すべてのマイナンバー及び住民基本台帳カードにも対応しています。
Windowsユーザーに関しては、SONYのPaSoRi RC-S380もおすすめでした。なぜならe-taxだけでなく、電子マネーの履歴確認、チャージ、ネットショップといった別の用途がありました。
以上がICカードリーダーのまとめになります。
もし、あなたがWindowsユーザーであればSONYのPaSoRi RC-S380を選んで頂きたいです。ぜひこの機会にe-taxだけのためではなく、日常的に行なう経費精算を効率化するためにもICカードリーダーを導入してみて下さい。
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次の記事はこちら→スマホ版e-Taxで出来ること、パソコン版e-taxとの違い
参考
<
p class=”p5″>https://www.jpki.go.jp/prepare/reader_writer.html
http://www.ntt.com/business/services/application/authentication/jpki.html
https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/guide/etax.html
https://www.waon.net/about/net-station/iccardreader/
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