知っておけばさらに安心、クラウドソーシングの継続案件を角が立たないように断る方法とは
クラウドソージングで仕事をしているなら、継続案件はとてもありがたいですよね。収入が安定しやすいのでどれだけ継続案件を取れるかがフリーランスとしての生命線でもあります。
一方でよりよい報酬の案件、興味のある案件が増えてくると、それまで請けていた継続案件を断らなくてはいけない時もあるでしょう。そこで今回は、継続案件の上手な打ち切り方、断り方をご紹介します。
継続案件を断る前に考えておくべき事
ボリュームを減らしても継続できないのか
クライアントに断りをいれるということは、よほど気に入られてない限り二度と依頼が来ない可能性が高いです。なので断りを入れる前に、ボリュームを減らしても継続出来ないか考えてみましょう。
例えば、月30件の継続案件を20件や15件にしても続けられないかどうか考えてみるべきです。
クライアントの価値を考えてみよう
少々ドライな話ですが、断りたい案件のクライアントが自分にとってどれだけ価値があるか考えるべきです。単に関係を打ち切りたいのか、関係性を残しつつ今回の案件に限り断りたいのかです。
「仕事の内容的には好き」「担当者との相性は良い」など長所を感じるなら、唐突に打ち切るような話し方はせず、前もっていつごろに現在の案件が引き受けられなくなるか話をしておきましょう。
値段交渉するのも手
クライアント側にしてみると、信頼のおけるWEBライターを見つけるのは意外と大変です。
文章力以外でも、「ちゃんと仕事をしてくれるのか」、「納期を守ってくれるのか」、「連絡がつきやすいか」などを考えると、あなたが真面目に付き合っていればいるほど、クライアントにとっては価値があるでしょう。
なので、もうすこしだけでも単価が上がれば継続したいと思えるなら、値段交渉するのも手です。
継続案件を穏便に断る方法
仮病はNG、「忙しい」と正直に
今後一切、この案件は引き受けられないというスタンスをとると、その他の案件も一切こないようになる可能性が高いです。そこで「今はちょっと無理」と断るのがベターですが、ここで重要なのが「今は無理な理由」です。
「病欠」は実は相当NG。本当ならしょうがないですので、復帰のタイミングを伝えれば良いのですが仮病で「今体調がよくないので・・・」「しばらく入院するので・・・」というのは好ましく映りません。
数か月も病気で仕事をできないとなれば、大病以外ありえないので、「嘘をついている」と思われるか、「そんなに重い病気なら今後は依頼できない」と思われるかどちらかです。また、後日嘘だとバレる可能性があるなら、信用も大きく失います。
それよりも正直に「忙しくて・・・」と言ったほうが良いです。忙しいという事は「この案件より重要な仕事が他にある」ということを伝えるのと一緒ですが、それはつまりこちらも生活がかかっているという意味ですので、そこまで失礼ではありません。
むしろ安価で依頼をしていると自覚があるクライアントなら、他に安価で請け負ってくれる人を探すか、単価を上げてでも依頼したいと思うのではないでしょうか。
この時、ボリュームを減らしても継続できませんかと交渉される可能性もありますので、事前に「ボリュームが減るなら続けたいか、どうしても止めたいか」は考えておきましょう。
縁を切りたいクライアントに断りを入れる場合
相性が悪くどうしても縁を切りたいクライアントもいるかもしれません。こうした、とにかく縁をきりたいけど穏便に済ませたい場合でも相手のせいにして断ると角がたつので、自分のせいになる理由をみつけましょう。
- 他社で正社員雇用が決まり、雇用条件上ひきうけられない。
- 生活スタイルが変わり、仕事をこなすのに満足な時間が今後とれなくなる。
- 作業時間と報酬を考えると生活を維持できないので、無理。
などといった理由で良いでしょう。どの理由も相手に喧嘩を売るようなものでなく、こちらの都合上どうしても止めたいという体裁をとれるので問題ないかと思います。
値段交渉のコツは、遠回りでなく率直に
値段交渉をする場合、遠回しの前置きはいりません。「現在の報酬だと、作業時間を踏まえて考えた場合、少々苦しいので少し単価を上げていただくことは可能ですか?ご検討の程よろしくお願いします!」というような率直なメッセージで良いです。(希望単価を明記してもOK!)
ちなみに「現在の報酬価格を維持する場合は、収入的に厳しいので、申し訳ありませんが次回からお引き受けできません。」などのような文章は脅し文句になってしまうので書く必要はありません。無理だと言われた場合に初めて言えば大丈夫です。
まとめ
- 継続案件を断る前に、ボリュームを減らすか単価をあげられたとしても止めたいか考えよう。
- 今回の案件だけ断りたいのか、取引をやめたいのか考えよう
- 忙しいなら正直に言おう。病欠はNG
- 縁を切りたい場合でも相手に文句は言わずこちらの都合で断るべき
- 値段交渉は率直に。ただし脅し文句は入れない事。
継続案件はフリーランスにとっての生命線でもあります。
例え今、相性の悪いクライアントでも担当者や経営方針が大きく変わる可能性もあるし、どこかでいずれめぐり合う事もありえるので、断るときはこちら側の理由で、出来れば状況が変わるなら継続できるという提案をダメ元でもした方が良いでしょう。
ライター:敏夫
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