ふるさと納税ってなに?ふるさと納税をする目的とメリット・デメリット
ふるさと納税という言葉は知っていても、利用したことがない人にとっては、どんなサービスなのか、メリットやデメリットについては、詳しくわからないものです。
そこで今回は、ふるさと納税をしてどのような得があるのか、何のためにする必要があるのかについて、メリット・デメリットを挙げながら見ていきましょう。
ふるさと納税に興味のある人は、こちらを参考に、ぜひ利用してみてくださいね。

ふるさと納税ってなに?ふるさと納税をする目的とメリット・デメリット
ふるさと納税の目的とは?サービス内容を解説
ふるさと納税というくらいですから、税金を納める行為だと考える人もいるかもしれませんね。
しかし、実際は税金を納めるということではなく、自治体に寄付を納めることを指します。強要されてするわけではなく、あくまでも善意で成り立つ寄付行為です。
地方から都心に人が集まり、過疎化する地域に寄付をするボランティア行為で、その財政で地域の活性化を行っていこうという目的があります。
たくさん稼ぐために、都会へ働きに出て来たけど、残してきた両親が心配なので、ふるさと納税を利用して、両親が済む地域に貢献するという人も多いです。
ほかにも、自分が今住んでいる地域にある自治体はもちろんのこと、思い入れの強い地域など、好きな地域の自治体に寄付ができます。
旅行へ行った先の雰囲気や人柄で好きになり、貢献したいからという理由でも構いません。
好きな地域の自治体に寄付をして、ぜひ役立ててほしいという善意の好意がふるさと納税です。
ふるさと納税にはどんなメリットがある?
ふるさと納税は寄付するだけだとメリットがないように思えますが、もちろん寄付だけして終わりではありません。
ふるさと納税をすることによって、得られるメリットについて見ていきましょう。
ふるさと納税でしか食べられない特産品
最も大きいメリットと言えば、この特産品がもらえることです。ふるさと納税をしないと手に入らない特産品なので、ネットショッピングや実店舗では買えません。
とくに高級フルーツが送られてきたときの感動は、他では味わえないほどです。すべてとは言いませんが、旬のプレミアムが付く高級フルーツは甘みやジューシーさが味わえます。
沖縄県産の高級マンゴーや、富津産の最高級マスクメロン、二戸産のプレミアムさくらんぼなど、魅力的な名品が届くのは、とてもうれしいですね。
あとはふるさと納税でしか手に入らない物に、ご当地アイスクリームがあります。その産地で手に入る素材を活かした極上のアイスクリームは、贈答用にもぴったりです。
北海道の大自然で育まれた牛から採れた牛乳をふんだんに使った「とよとみ牛乳ソフトクリーム」、島根県産の食材をたっぷり使った楓ジェラートのセットなど、豊富な種類のご当地アイスクリームがそろっています。
珍しいところでは、兵庫県下最高峰の氷ノ山、ふもとで作られる名産のどぶろくを使ったジェラートがあり、アルコールが入っていないため、家族で楽しめるスッキリとして味わいの氷菓です。
意外なプレゼント?人気の家電がもらえることも
各地域のおいしい特産品は想像が付きますが、実は人気の家電もあるので、夫婦2人だから食べきれないし、食品以外の商品が欲しい人にとってはうれしいサービスですね。
ふるさと納税サービスを取り扱っている「ふるなび」の公式サイトでは、300種類以上もの家電があり、寄付金に応じて、好きな家電が選べます。
多くの寄付金を出した場合は、大型の4Kテレビやノートパソコンなど、最新の人気機器もあって、選ぶのがとても楽しいです。
1万円以下の寄付でも、人気のイヤホンや充電バッテリーなど、スマホに必須の小物家電がそろっています。
Wでおいしいのがポイント!
ここまで見ると「あれ?寄付金の割りにしょぼい?」と思う人もいますよね?それは金額の割りに、選べる品が安いと感じるからではないでしょうか。
ふるさと納税のメリットは、実はそこがポイントです。
各ふるさと納税サイトで寄付金ごとに選べる商品だけではないというのが最大のポイントで、これ以外に寄付した自治体からプレゼントで送られてくる名産品があります。
鹿児島県の自治体に寄付した場合は、鹿児島県産の名産品が送られてくるし、寄付したサイトでは寄付金ごとに商品が選べるということで、ダブルで特典があるのがかなりお得です。
ふるさと納税の問題点・デメリットとは?
次にふるさと納税の問題点である、デメリットについて見ていきましょう。
税金が安くなるは間違い?
節税対策になると言われているふるさと納税ですが、結論から言うとあまり期待はできません。
決して増税になることはありませんが、かと言って税金が減るのを期待し過ぎると、がっかりします。
2,000円までは自己負担のため、寄付金2,001円以上から2,000円を差し引いた金額が申告できるというものです。
5,000円寄付した場合、3,000円が確定申告で申告できる金額となります。サラリーマンの場合、給与から所得税と住民税が毎月引かれていますが、その税金から3,000円寄付した分が経費となって、控除されます。
よほど大きな金額でない限り、控除される額はとても小さいものです。住民税については3,000円の10%なので、300円ですが、本来納めるべき住民税額から300円が引かれます。
5,000円を寄付してたったの300円かとなりますが、かと言って10倍の50,000円を寄付し、48,000円分の10%、4,800円が安くなっても、実際には50,000円の出費ですから、税金を安くするために寄付金を上げるのはおかしいですね。
所得税ですが、所得金額によって税率が変わります。所得金額が195万円以下の場合、5%になるので、5,000円の寄付金だと「5,000円-2,000円✕5%」=150円です。
確定申告は面倒
自分で確定申告をしていない人からすれば、確定申告は非常に面倒な手間です。
サラリーマンなら、給与明細を見るだけで、税金が高いと感じる程度で、自分では手続きをすることはなく、全部会社に任せていますよね。
インターネット上で確定申告ができると言っても、やり方を調べるのもひどく面倒に感じることでしょう。
そこで登場したのが「ワンストップ特例制度」です。この制度を利用すると、確定申告をしなくても、控除が受けられます。
しかし、この制度を受けるためには、自治体ごとに「寄附金税額控除に係わる申告特例申請書」を用意しなければなりません。
どちらにしても忙しい人にとってはやっかいな問題ですね。
ふるさと納税を賢く利用してお得な生活を!
ふるさと納税のサービス内容やメリット・デメリットを紹介しました。
あくまでも自分が寄付できる範囲でというのが大前提です。無理のない寄付で、お得な返礼品をもらい、上手にふるさと納税をしていきましょう。
iDeCo・ふるさと納税・仮想通貨の申告に対応、個人事業主・会社員の副業でも使えるおすすめ会計ソフト
-
個人事業主の銀行口座・屋号(開閉)
-
請求書未経験者のための作り方・送付方法(開閉)
-
個人事業主の節税(開閉)
-
ふるさと納税(開閉)
-
仮想通貨の確定申告(税理士執筆)(開閉)
-
e-tax(電子申告)について(開閉)
-
クラウド会計ソフトfreeeについて(開閉)
-
フリーランスと保育園(開閉)