ランサーズやクラウドワークスで使われている出金方式の意味は?
パソコンを使って受注から納品までのすべての工程を完了できるクラウドソーシングは、その利便性のよさからますます需要が広がっています。
在宅で仕事をしたい人にとっては魅力的なシステムですが、一方で仕事の報酬の受け取りについてよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
ランサーズやクラウドワークスといった大手クラウドソーシングサイトでは、確定した報酬を出金という形で受け取りますが、方法がいくつかあります。今回はその方法や違いについて紹介していきます。
ランサーズやクラウドワークスで使われている出金方式の意味は?
報酬の受け取り方には複数の方法がある
ランサーズの場合、出金方式は「自動出金方式」と「キャリアオーバー方式」の2つがあります。クラウドワークスの場合は「随時出金方式」「5万円以上出金方式」「キャリーオーバー方式」の3つがあります。
いずれもランサー側が希望に合わせて自由に選ぶことが可能です。またどの方式も指定口座への振込となります。
自動出金方式とは?
ランサーズでもクラウドワークスでも採用されている自動出金方式は、報酬金額の確定締切日時点でまだ出金されていない報酬額が1,000円以上あれば振込確定されるというものです。出金されていない報酬額が1,000円を下回っている場合は次回以降の支払い対象として繰り延べになります。
ただしランサーズの場合はプロフィールの氏名と住所が正確に登録完了されていなければいけません。
またクラウドワークスの「5万円以上出金方式」も自動出金方式の一種で、出金されていない報酬額が5万円を超えると自動的に振込手続きが行われます。5万円を下回っていれば次回以降の支払い対象となる点は同じです。
キャリーオーバー方式とは?
ランサーズでもクラウドワークスでも採用されているキャリーオーバー方式は、出金されていない報酬額にかかわらず全額が次回以降の支払い対象として繰り延べとなるというものです。
自動出金方式に変更しない限り振込は行われません。
自動出金方式を使う人の理由とは?
1,000円以上の報酬額が残っていれば自動的に振込となる自動出金方式は、案件の納品が完了し入金された報酬額をその都度自分の口座に入れておきたいという理由で利用する人が多いようです。振込の機会は月に2回ありますから、報酬額をこまめに受け取ることで案件の終了を確認することができます。
複数のクラウドソーシングサービスを利用している人は、クラウドソーシングで行った案件の報酬を自分の口座でまとめて管理できますね。
キャリーオーバー方式を使う人の理由とは?
クラウドソーシングサイト内の口座にどんどん報酬金がたまっていくキャリーオーバー方式は、出金されていない報酬額がたまっていっても特に問題ない、振込手数料を節約するといった理由で利用する人が多いようです。
こまめに振込があるとその都度確認する手間をとられますから、そういった手間を省くことができますね。
どちらの方式を使っているひとが多い?
ランサーズでもクラウドワークスでもどちらの出金方式が多いかは発表していませんが、クラウドソーシングサイトで得た報酬がランサーの収入源の中心かどうかで傾向は分かれているようです。
つまり、クラウドソーシングサイトでの業務をメインとしているのであれば、大きな収入源ですから報酬をこまめに出金して毎月確実に自分の口座に入れておきたいため自動出金方式を選ぶ傾向にあります。
対してクラウドソーシングサイトの業務は副業程度で行っているのであれば、頻繁に出金する必要がありませんからある程度ためておけるキャリーオーバー方式を選ぶ傾向にあります。
振込手数料の視点から決めるというケースもあります。
ランサーズでもクラウドワークスでも、指定口座を楽天銀行口座にすると振込手数料は100円、その他の銀行口座にすると500円です。振込回数が多くなるほど振込手数料の支払が増えるため、数ヶ月分をまとめて出金するキャリーオーバー方式にすることで振込手数料を節約するという人が多いようです。
メリットデメリットを考慮したらどちらがオススメ?
入金確認の手間はかかるもののこまめに自分の口座に報酬を入れられる自動出金方式と、毎月自分の口座に振込はされないけれど振込手数料を抑えつつまとまった金額を受け取れるキャリーオーバー方式には、それぞれメリットデメリットがあります。
クラウドソーシングサイト内の口座の「入出金履歴」ページでは入出金の金額と残高、システム手数料の金額などをこまかく確認できますから、残高に合わせて都度切り替えるのもいいかもしれません。
ただし報酬金額が確定する締切日以降に方式を変更すると、次回の振込からの反映となるのでタイミングには注意が必要です。
どちらのサイトも毎月15日締めの当月末振込、月末締めの翌月15日振込というタイミングで締切日が設定されていますから、たとえば16日に方式を変更した時はすぐ反映されるのではなく「月末締めの翌月15日振込」時点でその方式が反映されるということになりますから、特にキャリーオーバー方式から自動出金方式に変更してすぐ報酬を入金してほしいという場合は注意しましょう。
出金方式を自分の都合に合わせて選択できるというシステムはクラウドソーシングサイトならでは。上手に活用してみてくださいね。
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