ランサーズ始めたてだとよく分からない、エスクローの意味と目的
ランサーズには「エスクロー」という機能があります。こちらを正しく理解していないと、報酬面でトラブルを招きかねないのでしっかり理解しておきましょう。
ランサーズ始めたてだとよく分からない、エスクローの意味と目的
エスクローって何?
エスクローとはランサーズにおいては、報酬にたいしての仮払いの事です。
仕事を請け負った(発注した)段階で、発注側には即エスクロー(仮払い)を求められます。
受注者はこのエスクローが完了した事を確認した上で作業しましょうと、ランサーズ側からはアナウンスされています。
仮払い(エスクロー)って何ですか?
http://www.lancers.jp/faq/C1013/332
エスクローって何の意味があるの?
どうして仮払いが必要なのかというと、報酬の未払いを防ぐためです。
作業を完了させたのに、発注者が雲隠れしてしまったり、「報酬の支払いは少し先になります」と支払いを伸ばされてしまうと困りますよね?
そこでランサーズでは、エスクロー(仮払い)機能があり、報酬を前払いでランサーズ側に一旦預ける仕組みとなっています。
作業が完了すれば、エスクローされたお金は、受注側に自動的に支払われます。
このためランサーは安心して仕事をできるということですね!
エスクローで気を付けたい事
エスクロー完了前に作業を開始、納品しない
エスクローが完了されていなくても、発注者にファイルを送ったり納品する事は可能ですが、絶対にしないようにしましょう。
先に納品してしまうと報酬未払いのトラブルを招きかねません。
どうしてもエスクロー前に製作してしまいたい場合は、制作だけして納品はしないようにしましょう。(ただし、エスクロー前に制作して、プロジェクト自体がとん挫したり中止になっても、報酬は保障されていないので注意。)
エスクロー前に、先に納品を求められたら?
「エスクローは〇日に必ずおこなうので、先に作業を開始していただけませんか?」と言われることがあるかもしれません。
この場合でも、「申し訳ありませんが、規則ですので先にエスクローをお願いします」と伝えてしまっても良いでしょう。
いずれにしても作業を開始すべきではありません。
作業前のエスクローはランサーズ側は設けた絶対のルールなので、クライアントへの失礼な行為にはなりません。
むしろ、先に納品してくださいというクライアントは危険という意識で構わないと思います。
クライアントに言いにくい場合は、ランサーズのサポートデスクに相談してみるのも手でしょう。
エスクローの仕組みを知らないクライアントや忘れているクライアントもいる
ランサーズを利用し始めたばかりのクライアントもいるため、「エスクローをしないと仕事を開始してくれない」ということすら知らないクライアントもいます。
また、仕組みは知っているけど、エスクローを忘れてしまっているクライアントもいます。
なので、2,3日まってもエスクローされない場合は、エスクローがいつごろになるか問い合わせてみましょう。
あまりにエスクローが遅い場合は、納期をずらしてもらう事もお願いした方が良いかもしれません。
納品日の予定はエスクローも考えて提案しよう
即日エスクローをしてくれるクライアントもいれば、平日だけや決まった日付にしかエスクローしないクライアントもいます。
なので、エスクローはすぐに行われるだろうという予測は危険。
たとえば一週間で終わりそうな仕事の場合は、「エスクロー完了後1週間以内に納品させていただきます」と断っておくのが良いでしょう。
エスクローは大体どのくらいかかるの?
実際にランサーズを利用しての経験談になりますが、大抵は即日か1,2日内に行われることが多いです。
なんのメッセージもないのに3日や4日、一週間以上待つ場合はクライアント側が忘れている可能性が高いです。
プロジェクト開始後、すぐにエスクローがいつになるか聞いても良い?
エスクローがいつになるか気になる場合は、エスクローがいつになるかすぐに聞いても問題ありません。エスクローが行われなければ仕事を開始できないわけですから、作業の予定を決める意味でもいつになるか聞いても良いでしょう。
ただし、よっぽどの理由がないかぎり「〇日〇時までにエスクローを完了させてください」や「〇日〇時までにエスクローが行われなければ、作業はいたしません」などといった言い方はNG。
これらはお客を脅すような行為なので、印象がかなり悪くなります。
どうしてもお願いしたい場合は「こちらの都合で申し訳ないのですが、作業時間と納品日を考えると〇月〇日までにエスクローしていただきたいのですが可能でしょうか?」といったようなコメントにしましょう。
金銭トラブルが発生してしまったらどうすればいい?
金銭トラブルが起こった場合、クライアント側と話をまとめるのが難しい場合は、大事になるまえにランサーズ側に相談をした方が良いかもしれません。
事を荒立てれば荒立てるほど、クライアント側からの評価が下がり、評価のコメントも酷くなる可能性があります。
安心できるクライアントの見つけ方
プロジェクトに提案する前、プロジェクトを受注する前に、クライアントのランサーズ内プロフィールを確認し、評価をみてみましょう。
著しく評価が低い場合は、問題のあるクライアントと判断して引き受けない方が良いかもしれません。
なかには苦情が殺到していて、コメント欄が荒れているクライアントもいるので、注意しましょう。
実績が少なく評価が少ないクライアントの場合は判断が難しいですが、ランサーズを始めたばかりという可能性も考え、エスクローが遅いと思ったらすぐに問い合わせするようにしましょう。
まとめ
- エスクロー完了前に作業を開始、納品しない
- エスクロー前に先に納品を求められても作業しない
- エスクローの仕組みを知らない、忘れているクライアントもいる
- 納品日の予定はエスクローも考えて提案しよう
- エスクローは大体、1日〜2日以内が多い。一週間待つ場合は忘れられているかも。
- 気になるならエスクローの日をすぐに問い合わせしよう
- 金銭トラブルが発生してしまったらランサーズ相談しよう
- はじめてのクライアントはランサーズ内の評価を確認しよう
金銭に関する事柄は非常に繊細な問題です。気になる事が合ったら、大きなトラブルになる前に、確認するようにしましょう。
編集長:まるお(丸尾) フリーランスのWebデザイナーとして活動中、週4日で会社員もしてます。WEBデザインはデジタルハリウッドで学びました、えふまが!の編集長してます。 |
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