【現役面接官が語る】フリーランスから会社員へ再就職!年齢は関係あるの?【個人事業主の転職・再就職】
この記事を読んでくださっている人の中には、事情があり「フリーランスから会社員に戻りたい。でも年齢がハンデになるのでは?」と思っている人もいるでしょう。
私は会社員ですが、仕事柄毎日フリーランスの人達と関わっています。彼らの素直な意見を聞かせてもらう機会も多いです。
また「フリーランスを辞めて、うちの会社で正社員として働きたい」という人達の面接も担当しています。
面接に来る人達の年齢は、20代~60代と幅広いです。
今回は「会社員に戻りたいけれど、年齢が関係あるのだろうか?」と悩むフリーランスの人達に向けて、面接官としての率直な意見を、包み隠さず話させていただこうと思います。
【現役面接官が語る】フリーランスから会社員へ再就職!年齢は関係あるの?
「フリーランスから会社員に戻りたい」多い理由はこれ!
会社員時代に「フリーランス」としての働き方が魅力的にうつった人は多いでしょう。
それは、例えばこのような理由です。
- (うまくいけば)給料が会社員時代より上がる
- 煩わしい人間関係や、朝夕の通勤から解放される
- 自分の能力を試してみたい
しかし、念願叶って憧れのフリーランスとして仕事をしていたのに、数年後には「会社員に戻りたい」と思う人も多くいます。
私はこのような人達の面接を定期的に行っているのですが、多い理由はこれです。
~フリーランスから会社員に戻りたい理由~
安定した生活がしたくなった
この理由が圧倒的に多いです。
例えば「結婚」をしたり「子供がうまれた」という人や、親の介護をする必要に迫られた人は「このまま不安定なフリーランスを続けるのではなく、安定した会社員という地位が欲しい」と思うことが多いです。
孤独を感じる
人間関係の煩わしさから解放されたくて「フリーランス」になる人も多いですが、実際に1人で仕事をしていると、経営・営業・経理と全てのことを一人でこなす必要があります。
また困った時にも相談相手はおらず、毎日が自分との戦いでもあります。
そのような状況下にいると、だんだん孤独を感じ、集団で仕事をしたいと思うようになるフリーランスもいます。
将来が漠然と不安になる
「収入も軌道に乗っているし、一人で仕事をするのも悪くない。でもこの先のことを考えると不安になる」と、将来について漠然と不安になるフリーランスもいます。
このような人が「自分の年齢であれば、まだ会社員に戻れるかもしれない」とか「この年齢だと、会社員に戻るのは厳しいかな」などと考えます。
そうすると、早く会社員に戻ろうかなという気持ちが芽生えてきます。
そうです。フリーランスから会社員へ戻る際の「年齢」についての不安が出てくるのです。
次の項目で、フリーランスから会社員へ戻る際に「実際のところ年齢は関係あるのか?」について解説させていただきます。
フリーランスから会社員へ。年齢は関係「ある」「なし」どちらも正解!
現役面接官の立場から率直に言わせてもらいます。
フリーランスから会社員に戻る場合の年齢についてですが「関係ある」「関係なし」のどちらも正解です。
「って、一体どっちなの!!」というツッコミが聞こえてきそうですが、本当にそうなのです。
もっと詳しく言うと、自分の年齢を武器にできている人にとっては「年齢は関係ない」のです。
逆に、自分の年齢をマイナスに考えてしまい、武器にできていない人にとっては「年齢は関係ある」になってしまいます。
私は会社で面接官だけを仕事にしているのではなく、普段は他の仕事もしています。その為、自分の仕事が忙しい時でも、中断して面接をすることはよくあります。
そうです。面接はボランティアではないのです。書類選考を通った人には、全員「採用するかもしれない!」という期待をもって面接をしています。
今まで20代から60代まで面接をしてきましたが、面接の約束まで取り付けた人は年齢に関係なく、全て「採用する可能性がある」と思いながら面接をしてきました。
「でも書類選考の段階だと、やっぱり年齢で不利なのでは?」という心の声も聞こえてきます。
これも書類選考の時点で、自分の年齢を「武器にするアピール」が出来ているか否かで決まります。
年齢をハンデと捉えるか?強みと捉えるか?
前項で、自分の年齢を武器にできている人にとっては「年齢は関係ない」と申し上げました。これは言い換えると「自分の年齢を強み」にできている人だということです。
逆に自分の年齢を武器にできていない人にとっては「年齢は関係ある」と申し上げました。これは言い換えると「自分の年齢をハンデ」にしている人だということです。
自分の年齢がハンデだと考えている人は、年齢を重ねている人だと思います。そのような方向けに「自分の年齢を強みにする方法」をご紹介します。
~自分の年齢を強みにする方法~
- フリーランスならではの「経験」や「人脈」をアピールする
- フリーランスであった自分を採用することにとって、企業にどのようなメリットがあるかを提案する
また、私と同じ面接官が「フリーランスから会社員に戻る人」に対して、どのようなことを考えているかを挙げます。
~面接官が、フリーランスから会社員に戻る人に対して考えていること~
- 個人で仕事を行ってきたので、周囲と協調しながら働けるか?
- 今まで自由な時間帯で働いてきたので、遅刻・欠勤などのおそれは無いか?
- 上司がいない環境だったので、きちんと上司と部下として関係性を築けるか?
- フリーランスの時より、収入がダウンする可能性があるが、問題ないか?
このような点をポイントとして見ています。
このことから、年齢が気になるフリーランスの人は「自分の年齢を強みにする方法」と「面接官が、フリーランスから会社員に戻る人に対して考えていること」の両ポイントを押さえて転職活動を行うことができれば、鬼に金棒と言えます。
まとめ
フリーランスから会社員に戻りたい人は、下記を「どのようにプラスにアピールできるか」がポイントであることが分かりましたね。
- 年齢を強みにできるか否か
- 面接官がフリーランスに対して考えていること
若者と同じ内容でアピールしていたのでは、確かに若者の方が有利です。しかし年齢を重ねたフリーランスは、若者にはない良さを確実に持ち合わせています。
年齢でフィルターをかけるか否かは、自分次第だと言えます。
実際に、自分の年齢やフリーランス経験を強みにして「フリーランスから会社員に戻りたい」とアピールしてくる人は、面接官の目にもキラキラして映ります。
このような人はとても魅力的です。
フリーランスから会社員へ戻りたい人は、是非諦めずに「年齢を重ねた自分の強み」をアピールし、面接に挑むことをオススメします。
iDeCo・ふるさと納税・仮想通貨の申告に対応、個人事業主・会社員の副業でも使えるおすすめ会計ソフト
-
個人事業主の銀行口座・屋号(開閉)
-
請求書未経験者のための作り方・送付方法(開閉)
-
個人事業主の節税(開閉)
-
ふるさと納税(開閉)
-
仮想通貨の確定申告(税理士執筆)(開閉)
-
e-tax(電子申告)について(開閉)
-
クラウド会計ソフトfreeeについて(開閉)