気が弱いフリーランスが仕事を断る方法3つとその心構え
フリーランスもそうでない方も仕事を受ければ、要件通りの成果物を納期までに作成することが重要です。しかしながら、企業にお勤めの方とフリーランスとは少し事情が違い、仕事が定期的に受注できるとは限りません。
フリーランスの場合、一旦断ると、以後仕事を受注できなくなるといった不安もあるのではないでしょうか。
特に、気が弱いフリーランスの場合、仕事の依頼が来ればどんどん受注してしまい、いずれ仕事が山積みになってしまい納期通りに成果物を提供できない可能性もでてきます。
では、気が弱いフリーランスが仕事を断る方法3つと、その心構えについて紹介します。
気が弱いフリーランスが仕事を断る方法3つとその心構え
1.スケジュールをしっかり把握し、納期を伝える
フリーランスの場合、仕事の受注毎に成果物を作成するための期間、検品期間、及び納品日という3つのポイントを元にスケジューリングをしていくことが重要になります。
これは、企業にお勤めの方も同じでしょう。ただ、お勤めの方は、勤務時間という一定の時間で成果物を作成していくことになりますが、フリーランスの場合は好きな時間に対応できるということです。
つまり、発注者側から見ると時間の縛りもないフリーランスという概念があることから、無理な納期を迫る場合があります。
さらに、土日も成果物を作成する時間に充てられるという考え方が根付いている場合もあります。このような時、気が弱いフリーランスの場合には、どんどん安請け合いで受注をしてしまい、仕事が雪だるま式に増えていくことになります。
一方、フリーランスにとっても土日は家族と時間を過ごす方は、多いのではないでしょうか。その家族と過ごす時間を削ってまで成果物作成に時間を充てるのは、ワーク・ライフバランスが崩れてしまいます。
この様に、フリーランスは自由に時間を使えるとしても成果物を作成する期間と納期については、土日などの休みを考慮したスケジュール管理を必要とします。その上で、発注者であるクライアントに伝えることが何よりも大事なことです。
クライアントとしては、納期の期日や時間などを定量的に把握することによって、そのフリーランスに対して信頼感をえることができますので、クライアントが納得した発注ができます。
クライアントはよほど安請け合いをするフリーランスよりかは、気が弱くてもスケジュール管理をきっちりしてクライアントからの信頼を勝ち取るフリーランスに対して、仕事を発注するのです。
2.得意分野を伝えておく
フリーランスの方も、得意分野とそうでない分野とがあります。
例えば、IT系のフリーランスの方で、プログラミングをメインに仕事をされている方でも、オグジェクト指向型のプログラミングが得意な方、マクロなどのVBプログラミングが得意な方など分野は様々です。
さらに、プログラムが不得意でも、プロジェクト管理が得意な方もいらっしゃいます。加えて、契約交渉などを得意とする場合や最近のIT製造コスト削減のためにオフショアでの開発をすることがよくありますが、そのオフショアとの交渉や工程管理を得意とする方もいます。
このように、IT分野を1つとってもフリーランスそれぞれの特性があります。従いまして、自分が得意とする分野をあらかじめ伝えておくことにより、クライアントはその分野に特化した仕事を発注してくるものです。
一方、気が弱いフリーランスの場合、とにかく仕事を取りたいという一心が強く、自分が不得意とする分野についてもリスクを考慮せずに受注をしてしまいます。
しかしながら結果として、不得意分野の仕事にはそれなりに時間もかかることとなりますし、納期に間に合わないという大きな問題に直面してしまい、自分の首を締めてしまうのです。
さらに悪いことに、フリーランスの中には、自分はどの様な分野が得意なのかを把握していない方も多いのではないでしょうか。
まずは自分の得意分野について分析を行い、その上でクライアントには得意分野を伝えておくようにしましょう。そうすることにより、クライアントも無理な発注をしてくる可能性は大幅に減ります。
クライアントは得意分野を強みとするフリーランスを把握していると、頼みの綱として重要な仕事を依頼してくるようになり、クライアントとフリーランスとの信頼関係も強くなります。
3.断り方を工夫する
スケジュール面及び得意分野を伝えているフリーランスであったとしても、懇意のクライアントからの仕事の発注は断りにくいものです。
もしも、仕事が立て込んでいる状況において懇意のクライアントから仕事の依頼がきて、しかも納期が短期である場合どのように対処すればよいでしょうか。
仮に、気が弱いフリーランスの場合は、懇意にしているクライアントからの仕事であるため受注してしまうことでしょう。
しかしながら、ここで受注してしまうことによってどのような状況に陥るかを想像してみてください。
おそらく、他のクライアントからの仕事がおろそかになり、不十分な成果物を納品してしまうどころか、納期自体も遅延してしまうリスクが高くなります。
さらに、懇意のクライアントからの仕事の内容も品質の低いものになってしまう可能性もあり、信頼を失いかねません。仕事の受注が本当に厳しい場合には厳しい旨をきちんと伝えることが必要です。
また、その断り方についても単に「無理です」という言い方ではなく現状を伝え、さらに可能であれば、代替え案としていつであれば対応できるかを伝えることができればベストです。
このように、フリーランスが代替え案を伝えることによって、もしかするとクライアントがその代替え案を受諾するかもしれません。クライアントが納得して引き下がり、次の際に発注する旨を伝えてくれることもあります。
まとめ
気が弱いフリーランスが仕事を断る方法3点と心構えについて紹介しました。・スケジュールをしっかり把握し、納期を伝える・得意分野を伝えておく・断り方を工夫する。
気が弱いというのは人間味があり優しい性格である方が多いのですが、安請け合いで仕事を受け取ることによって、かえってクライアントを困らせてしまうことになります。
フリーランスとクライアントが良い関係で長く信頼を持って仕事ができるように、きちんと事実を隠さずに論理的に示すことが必要です。
ライター:新
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