外でWi-Fiに接続する際に覚えておくべき基礎知識と危険対策
本稿では、ネット回線まわりの基礎知識についてまとめています。安全にネットを使うための対策についてもご紹介しているので、日ごろから外でネットを使う方に参考にしていただければと思います。
外でWi-Fiに接続する際に覚えておくべき危険対策と基礎知識
ネット回線の基礎知識、危険性
まずはネット回線の基礎知識や注意点から、解説していきましょう。
スマホやタブレットなどのモバイル端末は、今ではすっかり人々の生活に浸透しました。仕事やプライベートを問わず、肌身離さず使っている方も多いのではないのでしょうか?
こういったモバイル端末では、インターネットを使うことが一般的。キャリアのネット回線と平行して、Wi-Fiを使うことも多いですよね。便利な上に、Wi-Fiの中には無料で提供されているものもあります。
しかし、Wi-Fiなどのネット回線を闇雲に利用するのはいただけません。現に、セキュリティ対策のされていないネット回線からデータが漏洩してしまう、なんていうケースだって考えられるのです。
外でネット回線を使う時の危険をリストアップしてみましょう。
- 外でネット回線を使う時のリスク
-
- 個人情報などの通信内容を盗み見られる。
- ウイルス感染などのセキュリティ被害に遭う。
- スマホやPCなどの端末が乗っ取られてしまう。
どれもとても怖いケースですね。外でネット回線を使う時は、こういった危険があることも知っておくべきです。その上でしっかりと対策を施して、安全に使っていくようにしましょう。
安全に使うための対策
非常に便利なネット回線ですが、上で取り上げた危険性もありました。安全に使っていくには、どうすればいいのでしょうか?ここからは、外でネット回線を使うときの対策として代表的なものを5つご紹介します。
暗号化のされているネット回線を使う
ネット回線の中には、通信が暗号化のされていないサービスもあります。そういった回線を使うと、やり取りしたデータがのぞき見られてしまう危険性があります。
外でネット回線を使う時は、しっかりと暗号化がなされたサービスを利用するようにしてください。
具体的には、AESやTKIPなどの暗号化方式が採用されたWPA2を使うことをオススメします。WEP方式はセキュリティ強度が低いと言えるので、使用するのは避けた方がいいでしょう。
素性のわからないWi-Fiは絶対に使わない
スマホやタブレットを持って外を歩いてみると、思いのほかたくさんのWi-Fiが氾濫していることがわかります。
会員登録が必要なく、無料で使えるWi-Fiもあります。上述したように暗号化のかかっているWi-Fiもありますが、そうでないものも少なくないでしょう。
こういったネット回線はとても便利に感じます。どうしてもネットを使いたい時など、まさに渡りに船。ついつい接続して使ってしまうこともあるでしょう。しかし、これはとても危険です。
悪意のあるWi-Fiが潜んでいる可能性もあるのです。わざと誰でも接続できるようにして、重要な情報を抜き取ろうとしているかもしれません。
素性のわからないWi-Fiは、絶対に使わないようにしましょう。
重要な情報はできるだけ使わない
ネット回線では様々なデータをやり取りしますが、その中には機密性の高い情報もあるでしょう。誰かが特定できる個人情報や、クレジットカード番号や講座情報、ID・パスワードなど。
こういった重要な情報は、外出時にはできるだけやり取りしないようにしましょう。
外出している時は、サイトの閲覧やSNSなどの情報収集程度にとどめておくのです。例えば、個人情報を入力する必要のある会員登録や、クレジットを入力する必要のある通信販売など。これらは自宅や社内に戻ってから行うようにしましょう。
SSLが導入してあるサイトを使う
インターネット上には数え切れないほどのサイトがあります。サイトの住所となるのがURLですが、実はURLを見ればセキュリティに配慮されたページであるかどうかがわかります。
見るべきは、URLの頭の部分です。「http://」ではなく「https://」ではじまっているサイトはSSL通信を導入しているサイトの証で、セキュリティに配慮してあると言えるのです。
SSLとは、暗号化を使った仕組みのこと。個人情報などの機密性の高い情報を、サイト上で安全にやり取りするするためのセキュリティ技術です。
SSLが導入してあるから100%安全とは言い切れないのですが、安全性が高いことは確かです。インターネットを使う時は、URLにも注目するようにしてください。
Wi-Fiへの自動接続はOFFにする
スマホやタブレット、PCなどの端末には、Wi-Fiに自動で接続できる機能がついているものがあります。便利なようでいて、セキュリティ上は少し困った機能と言えます。
理由はとてもシンプルです。悪意のあるWi-Fiに、自動で接続されては困るから。
ネットが使える端末では、Wi-Fiへの自動接続はOFFにしておいた方がいいでしょう。どのWi-Fiへ接続するかは、手動で選ぶようにしてください。
Wi-Fiモバイルルータを使う時の注意点
外出に備えて、モバイルルータを持ち歩いている方もいるでしょう。こういった機器を使うときにも、セキュリティには十分に気をつけたいもの。
最後に、Wi-Fiモバイルルータを使う時に行っておきたい対策を4つご紹介しておきましょう。
パスワードを変更する
モバイルルーターでは、最初からパスワードが設定されていることが多いです。少し手間ですが、初期設定されているパスワードは変更しておいた方が良いです。より複雑で、予想されにくい文字列にするようにしましょう。
暗号化は強度の高い方式にする
上で解説したように、暗号化の方式はセキュリティ強度の高いものにしましょう。初期設定でWEPになっているケースもあるので、注意をしてください。
SSIDを変更する
SSIDとは、Wi-Fiを識別するためのネットワーク名のこと。初期設定では端末のメーカーや製品名が特定できるようになっているので、これを変更するだけでも安全性があがります。
MACアドレスフィルタリングをする
MACアドレスフィルタリングとは、接続できる端末を制限する機能のこと。モバイルルーターにこの機能がついているのであれば、活用した方がいいでしょう。
まとめ
外でネット回線を使う時に知っておきたい、基礎的な知識や対策について解説しました。
フリースポットなど、外でネットを使うときに役立つサービスは身近に存在しています。しかし記事で解説をしたように、便利だからと軽率に使うのは危険です。
ご紹介した対策をとり入れて、安全かつ快適にネット回線を使っていくようにしましょう。
ライター:NAKA
iDeCo・ふるさと納税・仮想通貨の申告に対応、個人事業主・会社員の副業でも使えるおすすめ会計ソフト
-
個人事業主の銀行口座・屋号(開閉)
-
請求書未経験者のための作り方・送付方法(開閉)
-
個人事業主の節税(開閉)
-
ふるさと納税(開閉)
-
仮想通貨の確定申告(税理士執筆)(開閉)
-
e-tax(電子申告)について(開閉)
-
クラウド会計ソフトfreeeについて(開閉)