客先常駐フリーランスの案件はどの地域に多くあるか?都道府県別で紹介【常駐案件】
客先常駐フリーランスの案件はどの地域にでもあるわけではありません。
一般的に企業はフリーランスを人員が足りないときの臨時要員と考えているため、仕事が少ない地方には客先常駐フリーランスの案件を期待することはできないでしょう。
本記事では、客先常駐フリーランスの案件が多くある地域、集中する理由、案件を選ぶときに考慮したいことについて解説します。
前回の記事はこちら→客先常駐フリーランス案件はどうすれば見つけられる?常駐案件の探し方4つ
客先常駐フリーランスの案件はどの地域(都道府県など)に多くあるか
客先常駐案件は都市部に集中する
客先常駐案件は、首都圏などの公共交通機関が発達した都市部に集中しています。
いくら広大なスペースのオフィスがあっても、公共の交通手段が乏しい地域には客先常駐案件は皆無といっていいでしょう。
客先常駐フリーランスという仕事形態は、常駐先になり得る企業がなければ取ることができない仕事形態です。
企業が常駐先になり得るためには、最低でも「仕事ができるオフィス」と「通勤できる公共交通機関」を備えている必要があります。
その両方を備えているのが商業施設やオフィスビルが立ち並ぶ都市部で、多くの常駐案件を抱える企業が都市部にオフィスを構えています。
企業で働いている人の大部分は、その企業の社員やパートナー企業の社員たちですので、そういった面でも通勤しやすい立地にオフィスを構える必要があるのです。
また、一般的に企業がフリーランスを雇うのは人員が足りないときの最後の手段で、そのため仕事が多い都市部の中でも首都圏に客先常駐フリーランスの案件が集中しています。
客先常駐案件が多い地域
客先常駐案件は都市部に集中していますが、具体的にどの地域に集中しているのでしょうか。
端的にいえば、客先常駐案件は都会に行けば行くほどが多くなり、地方に行けば行くほど少なくなります。
では、客先常駐案件が多い地域をご紹介しましょう。
東京都
当然のことですが、東京都は全国でも断トツで客先常駐案件が多い地域です。
その中でも案件が多いのは、アクセスがよく企業が集中している港区、千代田区、渋谷区、新宿区、中央区、品川区、江東区になります。
23区外にもそれなりに案件がありますので、都内にお住いの方は自宅の近くの案件を探すこともできるでしょう。
神奈川県
関東地方で東京都に次いで客先常駐案件が多いのが神奈川県です。
神奈川県では横浜市や川崎市などの都市部に案件が集中しています。
横浜市・川崎市近辺に住んでいる方で、あまり条件にこだわらない方ならば、東京都内まで通勤する苦労をしないで済むでしょう。
大阪府
関西地方では大阪府に客先常駐案件が多くあり、案件が集中しているのは大阪市です。
一般に公開せずに人材を探している案件も多いため、人脈を介して業界情報にアンテナを向けておくことをおすすめします。
愛知県
中部地方では愛知県に客先常駐案件が多く、名古屋市に案件が集中しています。
福岡県
九州地方では福岡県が客先常駐案件の多い地域で、やはり案件が集中しているのは福岡市です。
その他の地域の政令指定都市
その他の地域では、仙台市、札幌市などの人口が多い政令指定都市に客先常駐案件が多い傾向があります。
地方の政令指定都市では、紹介エージェントやクラウドソーシングがあまり浸透していないため、客先常駐案件を見つけるためにはローカルな人脈を駆使することも必要でしょう。
客先常駐案件選びはできれば通勤面も考慮したい
企業が常駐するフリーランスを雇うのは短期的に人員を必要としている場合で、長期的に人員を必要としている場合は社員を雇い入れます。
例えば、IT業界ならば、設計フェーズの人員は社員で、開発フェーズになるとパートナー企業から人員を増員します。
そして、何かの理由で開発が遅れ工期が押してしまい、さらにどうしても増員が必要になると、短期決戦の即戦力としてフリーランスを雇うのです。
そのため、客先常駐案件は2カ月、3カ月など短期間でキツイ案件が多い傾向があります。
残業で仕事時間が長くなると通勤に時間を取られることが辛くなりますが、短期間の案件のために常駐先の近くに引っ越すことはできません。
通勤に時間がかかる常駐案件を何件も続けてこなすと体力的に辛くなり、フリーランスを続けることが難しくなることもあります。
長くフリーランスを続けるならば、常駐案件を選ぶときに通勤面で辛くないかも考慮したほうがいいでしょう。
また、客先常駐フリーランスで仕事をするエリアを決め、そのエリアに通勤しやすい場所に引っ越してしまうのもひとつの手段です。
最後に
客先常駐案件は首都圏に集中していて、特に東京都の港区、千代田区、渋谷区、新宿区には数多くの案件があります。
そのため、東京都内に通勤が可能な方であれば客先常駐案件を探すことは、さほど難しくありませんので無理なく通勤できる範囲で案件を探しましょう。
首都圏以外で客先常駐案件が多いのは、関西地方の大阪市、九州地方の福岡市などです。
客先常駐案件は地方に行けば行くほど少なくなります。
また、地方では案件を探す手段として、紹介エージェントやクラウドソーシングが浸透していない傾向がありますので、友人・知人・仕事仲間・元の同僚や上司といった人脈と実績が重要です。
次の記事はこちら→客先常駐フリーランスという働き方を選んだ理由
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