フリーランスに貯金って重要ですよね。映像ディレクターの私が毎月安定して貯蓄している額は○万円です。
会社員だった頃は毎月同じ金額のお給料が入ってきて、交通費も住宅手当ももらっていました。保険料や年金については、経理にお任せで、「引かれている」程度の感覚で、ほとんど気にしていませんでした。
手取りから生活費を引いて、少ないながらも同じ金額をコンスタントに貯金できていた日々。
当たり前のように「ボーナス」がもらえると思っていた自分が、今は恥ずかしく思います。
今回は、会社員からフリーの映像ディレクター兼ライターとなった私の、現在の台所事情についてご紹介します。
生活水準を意識して気づくフリーの厳しさ
会社員時代、しばしばクライアントから指名を受けて仕事をする機会があった私は、その報酬がすべて会社のものになってしまうことに不満を感じていました。
その背景には、自分の給料やボーナスに反映されないという事実があったからかもしれません。実際に独立した時は、稼いだ分は自分のものになるという状況がとても嬉しく感じたことを鮮明に覚えています。
フリーランスになって健康保険と年金が変わった
しかし、さっそく厳しい現実と直面することになります。「健康保険と年金」です。例えば保険料は、会社が半分負担してくれていました。
フリーランスになった後は自分で国民健康保険、もしくは任意継続として、全額払わなければいけません。しかも、その金額は「前年度の所得に応じる」とあって、私の場合は月額3万円以上も払う必要があったのです。
使わないのに払わなければならない固定費
めったに風邪もひかない健康体なので、使わないかもしれない保険証に、こんなに支払わなければいけないのかと頭を抱えました。
年金も同じです。国民年金を全額負担する上に、会社員時代に加入していた厚生年金からは外れるので、保障も減ってしまいます。
必要な支出が増えた分、会社員時代以上に稼がなければ食べていけないという現状。決して贅沢な暮らしをしてきたわけではありませんが、生活水準を維持することすら難しいことに気づかされたのです。
山あり谷ありのフリーランス、ビッグチャンスにうまく乗る
本当ならば、連載などの仕事を決めて、毎月安定した収入源が確保できると良いのですが、フリーランス1年目の私は、手探り状態です。
なので、収入も当然不安定で山あり谷あり、数字と睨めっこする毎日です。
今は毎月3〜5万円コンスタントに貯金できている
それでも、将来のことを考え、会社員時代から比べると減ってしまいましたが、毎月3〜5万円ほどの貯蓄は捻出しています。フリーランスの面白いところは、会社員のときには考えられない金額のお仕事が舞い込んでくることです。
「会社員時代の給料何か月分」という大きなプロジェクトが決まると、やりがいを感じますし、独立して良かったと心から思います。
大きな金額を前に、正直言うと欲しいものがあれこれ浮かんできますが、そこはしっかり財布の紐を締めて、機材投資や事業費にまわしています。いつ何があるか分かりません。
会社員時代はまさしく会社頼りだったわけですが、今は自分しか頼れる人がいないのです。そう考えると、以前と比べて金銭感覚もしっかりしましたし、お金を無駄使いすることもなくなりました。
フリーランスは少しずつでもいいから貯金したほうが良い
フリーランスには定年がなく、生涯現役でいられますが、そうは言ってもいつまで働けるか分かりません。なので、あなたがフリーランスになったのであれば、少しでも良いから徐々に貯蓄を増やしていくべきだと思います。
私は、今は直近の生活のことで頭がいっぱいですが、早く事業を軌道に乗せて、将来を見越した貯蓄をする余裕を持ちたいものです。
ライター:たつみ
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