予め知っておきたい、客先常駐フリーランスのメリット・デメリット【常駐案件】

予め知っておきたい、客先常駐フリーランスのメリット・デメリット

多くのメディアでフリーランスがクールな働き方のように紹介され、そのメリットが注目されていますが、実際にフリーランスになってみるとメリットばかりではありません。

今回は、在宅フリーランスとは仕事形態が異なる客先常駐フリーランスのメリットとデメリットを解説します。

前回の記事はこちら→客先常駐フリーランスとして働ける職種3つ

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客先常駐フリーランスのメリット・デメリット

客先常駐フリーランスの3つのメリット

客先常駐フリーランスには、自宅や自分の作業場で仕事をするフリーランスにはないメリットがあります。

それでは、客先常駐フリーランスの3つのメリットについて解説していきます。

1.安定した収入を得られる

客先常駐フリーランスの最大のメリットは、契約した期間中は安定した収入を得られることです。

通常のフリーランスの収入は出来高制だったり、でき上がったものが全てだったりして、ときには仕事をしていても収入ゼロの月が続くことがあります。

しかし、客先常駐フリーランスは労働時間に対する対価が支払われるため、契約した期間中は安定した収入があります。

2.仕事と期間を選ぶことができる

客先常駐フリーランスは、仕事案件を自分で選ぶことができます。

いったん常駐先に入ってしまうと自由にはなりませんが、契約前に仕事案件の期間や契約金額を検討し、その仕事をするかしないかを選択できます。

また、経済的に許されるなら仕事と仕事の合間を空け、長期間の休暇を取ることも可能です。

3.社会的に孤立しない

通常のフリーランスは自宅や仕事場に引きこもりがちで、社会とのつながりが薄くなる傾向があります。

その点、客先常駐フリーランスは嫌でも客先に出勤し、周囲とのコミュニケーションを図らざるを得ませんので、社会的に孤立することがありません。

客先常駐フリーランスの4つのデメリット

フリーランスには、ざっと数え上げただけでも以下のようなデメリットがあります。

  • 自分で社会保険に入らなければならない
  • 社会的信用度が低い
  • 労災の適用がない
  • 病気・怪我への備えが手薄になる
  • 確定申告、帳簿付け、請求書・領収書作成などの書類仕事が面倒など

そして、客先常駐フリーランスには、通常のフリーランスのデメリットに加えて、客先常駐ゆえの4つのデメリットがありますので解説していきます。

1.就業場所や就業時間の制約がある

フリーランスのメリットとして、就業場所や就業時間に縛られないというメリットがありますが、客先常駐フリーランスの場合、そのメリットを享受できません。

常駐先の勤務形態に合わせて、朝の8時までに出勤し仕事を始めなければならないこともありますし、フレックスが導入されていて朝は11時までに出勤すればいいこともあります。

また、就業時間中は気軽に用事を済ませに外出したりすることもできません。

客先常駐フリーランスは、会社員と同様の就業場所と就業時間の制約があるのです。

2.残業代がほとんど出ない

会社員は残業すると残業代が支払われます。

しかし、客先常駐フリーランスの場合、1カ月の基本稼働時間が140時間~200時間といった幅を持たせた契約が多いため、基本稼働時間を超えない限り残業代が支払われません。

ある月の稼働日数を20日とした場合、1日8時間働くと1カ月の稼働時間は160時間です。

20日間、1日2時間ずつ残業すると40時間の残業になりますが、トータルの稼働時間は200時間なので残業代は出ないことになります。

3.月の基本稼働時間に満たなければ大ピンチ

客先常駐フリーランスは、稼働時間が1カ月の基本稼働時間に満たないと経済的な大ピンチが発生します。

客先常駐フリーランスが月の基本稼働時間を割ってしまった場合、報酬は稼働時間×時間単価で支払われます。

例えば、基本稼働時間が140~200時間で、基準時間が170時間、月額50万円の契約の場合、時間単価は50万円÷170時間で2,941円です。

稼働時間が月の基本稼働時間を1時間だけ割った139時間ならば、その月の稼ぎは40万8,799円になり、1時間の違いで10万円近く収入が減ってしまうのです。

常駐先によっては夏休みなどで1週間程度の休業が発生することもあります。

客先常駐フリーランスは、そうした月でも収入を減らさないために、ほかの日の稼働時間を増やすなどして、トータルの稼働時間を調整する必要があります。

4.労働者としての権利がない

客先常駐フリーランスは、客先に朝から出勤し客先で決められた時間内に成果物を生産することを考えると、仕事の実態は客先の労働者と同じです。

そして、客先に雇用されている労働者は、労働基準法の労働者の権利が保障され、権利が侵された場合は労働組合が守ってくれますが、客先常駐フリーランスは仕事の実態は労働者でありながら、労働者としての権利がないのです。

当然のことながら、過酷な勤務で過労死してしまっても労災認定もされません。

最後に

メディアではフリーランスで働くことのメリットばかりが取り上げられがちですが、客先常駐フリーランスは、フリーランスとしてのメリットを享受できているとは言いがたいのが現状です。

会社勤めが嫌になっても、客先常駐フリーランスになる前に、メリットとデメリットをしっかり検討してから進む方向を決めましょう!

次の記事はこちら→客先常駐フリーランス案件はどうすれば見つけられる?常駐案件の探し方4つ

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