取材はスーツじゃないとダメ?服装と気をつけるべきポイント
はじめて取材を行うとき、どんな服を着ていけばいいのか、迷いますよね。
- 「絶対スーツを着ていかないとだめなのかな」
- 「やっぱりデニムは絶対だめだよね?」
など取材時の服装についての疑問にお答えします。
取材はスーツじゃないとダメ?服装と気をつけるべきポイント
(1)取材にもっとも適した服装はスーツ?
「取材はスーツで行うべきもの」と考えている方は多いかと思います。それはある意味正しく、ある意味間違っています。取材は、TPOに合わせて服装を変えるべきです。
極端な例ですが、たとえば、真夏のビーチに若者に取材を行う、というシチュエーションの場合、スーツというのはいかにも場違いで取材対象者のことを理解していないと考えられます。
ですから、取材対象者、時期、場所などによって服装は変えていく必要があります。
多くのフォーマルな取材では、スーツを着ていけば無難でしょう。女性の場合は、かっちりめのジャケットにスカートなどでも良いでしょう。
ここからは、ケース別の取材時の服装について解説していきます。
(2)ケース1・友人に取材を行う
取材、と一口にいっても、カジュアルなものから、フォーマルなものまで様々な取材があります。
例えば、「保育園落ちた、死ね」という言葉が近年、流行していましたが、この「保育園に落ちた働く女性の声を聞く」という企画をあなたが発案したとします。
ちょうど友人のワーキングマザーで、保育園に落ちたという女性がいました。あなたは友人に電話して企画の説明を行います。
「じゃあ近くのカフェで話そうよ」となりました。これも立派な取材です。
友だちとカフェで話を聞きながらノートにメモをとっていく…こういった取材でもスーツで行くべきでしょうか?答えはもちろんNOです。
この取材に謝礼が発生するか否かにかかわらず、こういった友人・知人のケースであればいつも友人と会っているときの服装でいってもまったく失礼にはあたりません。
この場合の正解は「いつものあなたの私服」です。
(3)ケース2・漫画家さんの自宅で取材を行う
あなたは休日、ある漫画を読んでいて衝撃を受けました。
それはあるある漫画家さんの闘病記で、病気になってからも前向きに生きている姿に胸をうたれたのです。さっそくあなたは漫画家さんに取材オファーをだします。
漫画家さんのインタビューをあなたが務めている出版社で発行している雑誌に掲載したい、と考えたからです。
先方からはすぐに返事がきました。漫画家さんは足が悪いため「できたら自宅で取材をしてほしい」とのこと。こういった、取材対象者の自宅にお邪魔する、というケースは案外よくあります。
さて、この場合、どういった服装でいくべきでしょうか?
実際に出版社で働いている女性がいく場合は、デニムなどカジュアルな服装でいくことも多いのですが、念のため、ジャケットなどを羽織っていくのがいいでしょう。
もちろん、スーツでも大丈夫です。
(4)ケース3・政治家に取材を行う
あなたは政治の問題について気になっており、政治家に取材を申し入れました。
そういった場合には、スーツ、またはジャケットを羽織っていくのがよいでしょう。
(5)基本は相手に合わせること
これまで読まれてきてお気づきになったかと思いますが、取材時の服装としては「相手に合わせる」が基本となります。
友人への取材ではこちらがスーツを着ていったのでは相手はリラックスできないでしょう。
また、政治家への取材では、先方がスーツを着ていることが多いと思いますので、こちらが私服ではバランスがとれません。
以上のことから「取材時の服装はスーツかジャケット着用が無難だが、相手に合わせて臨機応変に対応する」が正解です。
ただ、相手に合わせる、と一口にいっても「今回はゴスロリファッションのモデルに取材だから私もヘッドドレスをつけなくては」という意味ではありません。先方がカジュアルな服装であるなら、こちらはデニムにジャケットという服装でカジュアルダウンするぐらいが良いでしょう。
(6)電話やSkypeで取材を行うときのポイントは?
海外在住の方に取材を行うケースはどうでしょうか。海外まで出向いて、となるとその国の気候などをしらべて取材時の服装を考える必要があります。
電話やSkypeなどでのやりとりではどうなるでしょうか。
まず、電話での取材となった場合は服装は関係ありません。Skypeの場合、動画をオンにして取材を行うと、自分の姿が取材対象者に見えるようになります。
ですから、取材にふさわしい服装で行う必要があります。
この場合も基本は先方に合わせた服装を心がけるとよいでしょう。
(7)バックや靴、身だしなみで気を付けることはある?
取材だからといって特に決まりはありませんのが、常識的な清潔感などに気を配る必要はあります。
たとえばシャツにきちんとアイロンをかけているか、靴をきちんと磨いているか、などです。
靴はみられていないようで案外目に入るものです。
バックについてもボロボロものもは新調するなど、あくまで常識的な範囲で気を配りましょう。
自分が取材対象者なら、どういった方に取材を受けたいか、ということを念頭におき、取材対象者の信頼を得られ、取材に集中できるような服装を心がけましょう。
(8)急に取材が入った!そんなときはどうすればいい?
これまで取材NGだった方が「今日の午後からなら」といきなり連絡をくれる、そんなケースがまれにあります。
いつもカジュアルな服装で出勤していた場合、そのままの服装で取材にいくのは失礼なのでは…と焦ってしまいがちです。
そういったときにそなえておすすめしたのが「置きジャケット」です。
取材が必要となる仕事の方でしたら、会社にひとつジャケットを置いておきましょう。
急に取材が入っても慌てずに対応することが可能です。
(9)服装より大事なことはあるけれど、服装も大事
ここまで取材時の服装について述べてきましたが、「でも有名な○○さんはいつもパーカーで取材しているじゃん」と思われるかもしれません。
そうです。取材は中身、知識、熱意、企画力などが大事なのであって服装は二の次、三の次です。
でも、あなたが取材初心者であるなら、フォーマルな場所には、まず最低ラインとして服装をきちんとしておく必要があります。
あなたの名前が売れて、取材力が認められたあとでしたら、服装に気を遣う必要はほとんどなくなっていくでしょう。ですが、取材を行う経験を積むうえでは、服装によって好感を持ってもらうことは大切なことです。
以上の情報を活かして取材をしていただければ幸いです。
ライター:今
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