意外と簡単!取材の申し込み方から取材完了までの流れを解説
初めて取材を行うとき、どのような方法で申し込めばよいのか分からない、と言った戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか?
「○○さんに取材を申し込みたいけどどのように申し込めばいいのかわからない」
「取材対象の方に謝礼を支払うべき?もし支払うならどのタイミングで料金交渉をする?」
など、そんな様々な疑問にお答えするために、今回は「取材の申し込み〜取材完了までの流れ」を簡単にまとめました。
意外と簡単!取材の申し込み方から取材完了までの流れを解説
(1)取材対象者を見つけよう
映画評論について取り上げることになったと仮定
まずは取材対象者を見つける。例えば、雑誌やウェブの紙面の企画などで、「映画評論」について取り上げることになったと仮定します。
誰を取材対象にする?
すぐに思いつくのは、著名な映画評論家の方を取材対象者にする、ということですが、それ以外にも様々なケースが考えられます。映画評論をテーマに研究している大学の先生や、話題の映画コラムブロガー、なども考えられるでしょう。
(2)取材対象者にコンタクトをとってみよう
どういった方に取材を申し込むかによって流れは変わってきますが、ここでは
- 著名な映画評論家
- 話題の映画コラムブロガー
- 映画評論専門の大学教授
- 映画製作会社
これらを取材したいと過程します。
それぞれどういった方法でアプローチしていくかを解説します。
1.著名な映画評論家
この映画評論家が最近書籍を出していたという場合でしたら、その書籍を出版している出版社にアプローチしてみましょう。出版社のHPにいき、問い合わせ先から電話番号を確認し、電話します。
電話で取材をしたい旨を伝えると、たいてい、「では担当者につなぎますので、簡単な企画書を送付してください」と言われます。
担当者のメールアドレスを聴き、企画書を添付してアプローチしましょう。
2.話題の映画コラムブロガー
ブロガーの方にアプローチする場合は、Twitter、FBなどのSNSか、アメブロなどのブログの問い合わせ先からコンタクトをとりましょう。稀に連絡先としてメールアドレスが記載されているケースもあります。そういった場合はメールからコンタクトをとり、企画を説明しましょう。
3.映画評論専門の大学教授
大学の先生にコンタクトを取る場合、学部に直接電話する(大学のHPに電話番号が書いてあります)または、HPにメールアドレスが書かれている場合はメールからコンタクトをとります。
4.映画製作会社
企業に取材のアポをとる場合、一度電話して企画を説明し、担当者につないでもらうのがスムーズです。
メールと電話、どちらをよく使う?
このように、連絡手段は、取材対象者の公式HP、または出版社から行うことが多いです。
連絡手段は電話かメールで、一度電話して担当者をお伺いし→メールで企画書を送付、という流れが一般的です。
メールに入れるべき情報は?
メールの文面に盛り込むべきことは以下の4つです。
- メールの文面で述べるべきこと
-
- 自分たちが何者か
- 企画を添付している旨
- 損害賠償を支払う
- スケジュール感と費用感
メールに添付するべきものは?
企画概要と媒体資料が必要
メールに添付するべきものは「企画概要」および「媒体資料」です。
取材対象者は、取材された記事がどこに載るのか、ということを知りたいと思っています。
取材を受ける価値があるのかどうかを決定するために、どこの媒体にのるのか、ということが重要なファクターだからです。ですから、必ず媒体資料を添付しましょう。
企画概要は、A4一枚程度に簡単な企画を記載しましょう。あまりに長くても読む方が疲れてしまいますので、簡単に企画のポイントを説明しましょう。
この企画書には、スケジュール(いつまでに取材を行いたいか)も忘れずに記載しておきましょう。
取材対象に報酬を支払う必要がある?
ここ取材を始めたばかりのみなさんが悩まれるポイントだと思います。こういう風に考えていただければと思います。
「取材を受けて、記事になり掲載されること自体が取材対象者の報酬になる場合は無償でよい」
例えば、取材対象者が新しく本を出したばかりであり、本のプロモーションにもなるからぜひ出たい、という場合でしたら報酬は無料になることもあります。
ですが、掲載メディアにそれほど力がなく、「出てもプロモーションとしての価値がない」と取材対象の方が判断された場合でしたら、無料で引き受ける、ということはないと思います。
取材対象者の方の中には、メディア側が「無償でインタビューを受けるのが当たり前だ」という態度でいることにいら立ちを感じている方もいらっしゃいます。
そのインタビューが本当に取材対象者の方の貴重な時間を無償で提供してもらうにふさわしいものなのか、検討してから無償・有償の交渉をしましょう。
企画書には、「無償です」「有償です」などといったことは記載しないでOKです。企画書を提出した時点で先方から問い合わせがあるかと思いますので、その時点で答えましょう。
(3)取材を行おう
入念な準備を行い、取材に挑みましょう。
取材を行う場所
取材で使用する場所は、取材対象者の方によって異なります。取材対象の方に都合のよい日時を聞き、取材場所を設定しましょう。
大学の先生などでしたら、研究室に伺うのがスムーズです。書籍を書かれている方でしたら、先方の事務所か、落ち着いたカフェなどが良いでしょう。いずれにせよ、先方の希望を優先して進めましょう。
取材を行う際の服装
取材対象の方によってはどういった服装でも気にならない、という方もいらっしゃるかとは思いますが、失礼のないようにジャケット着用を心がけましょう。
(4)取材を行ったあとにするべきこと
記事を作成後、原稿を取材対象者に確認してもらう
取材を行った後は、取材をもとに記事を作成します。記事の作成が終わったあと、原稿を取材対象者に送って確認してもらいましょう。その確認をして頂いた後、掲載します。
掲載したものが紙媒体である場合は、掲載見本誌として、お礼を添えて先方に送付しておきましょう。取材を行うために重要なのは、取材対象者の方への気配りです。
取材を行う方にどれだけこちらが前もって準備しているか、取材場所や服装などを配慮しているか、は先方に伝わるものです。誠意をもって対応することで、取材対象者の方もリラックスして取材に応じることができるようになります。
取材の目的を明確にし、スムーズに取材が行えるように心配りをしながら進めましょう。
とはいっても、誰でも最初に取材を行うときには緊張してしまったり、必要以上に気を使いすぎてしまったりしがちです。
そういった問題は数をこなすことで解決されるので、ますは第一歩を踏み出してみましょう。この記事が、そういった一歩を踏み出す一助となりましたら幸いです。
ライター:今
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