WordPressサイトの制作案件を受注して報酬をもらうまでのワークフローまとめ
WordPressサイトを制作する場合の制作フローについて、一般的な流れをまとめました。Webの世界は非常に流行り廃りが激しく、スピードが重要であることは言うまでもありません。
しかしだからと言って、スピードだけにこだわっては成果につながるWebサイトは作れないでしょう。しかるべきステップを踏んで、正しく進めていくことが肝要です。
本記事で紹介するフローは、Webサイトの受注側だけでなく発注側も知っておいて欲しい内容になっています。Webサイト制作を成功させるためにも、事前知識として知っておいていただければと思います。
WordPressサイトの制作案件を受注して報酬をもらうまでのワークフローまとめ
Webサイト制作に向けた準備
Webサイトを制作するには、そのための準備が必要です。
はじめに、どんなサイトを作るのかをまとめます。それと併せて、制作の基本方針やスケジュールなども固めておく必要があります。
1.目的の確認
Webサイトを制作するのであれば、何らかの目的があるはずです。目的とは、言い換えると「何のためにサイトを作るのか?」といったことになります。目的をハッキリさせておくことで、スムーズに制作を進めていくことができるようになります。
Webサイトの立ち位置や、期待する成果内容、成果のはかり方、想定ユーザーなども固めておくといいでしょう。
2.制作内容の確認
次に、どういったWebサイトを作るのか、その制作内容を確認します。打ち合わせやインタビューなどを通して、デザインや機能、コンテンツなどを伺うステップになります。
制作側と制作内容の齟齬があると、制作に時間がかかったり手戻りが発生してしまうかもしれません。制作内容のイメージをしっかりとすり合わせていくことが大事です。
手書きのスケッチや参考サイトのURLなどもあると、制作側にイメージを伝えることに役立つでしょう。
なお、WordPressサイトの場合は使用するテーマ、プラグインの検討なども行います。テーマやプラグインは制作時にだけ使うものではなく、公開後も日常的に使用することになります。使い勝手なども考慮しつつ、選定をしていくことがポイントです。
3.スケジュール、タスクの作成
公開予定日などを参考に、制作スケジュールを決めます。
ポイントとしては、具体的なマイルストーンを設定していくことでしょう。作成したスケジュールやタスクは関係者の間で共有して、計画に変更があってもすぐに修正・対応できる状態にしておくことが好ましいです。
Webサイトの制作
サイト制作の基本方針が固まったところで、ページのデザインや制作に入っていきます。
1.デザイン
制作するサイトのデザインをつめていくステップです。ワイヤーフレームやモックアップなどのツールを使いながら、デザインやサイト構成、機能、コンテンツについても固めていきます。
デザインのチェックもこのタイミングで行います。期待通りのデザインになっているか、確認をするのです。
チェックは全てのデザインが完成した後に行うのではなく、事前に設定したタイミングに合わせて実施することが多いです。あとからデザインに修正が出てくると、スケジュールだけでなくコストにも影響するので注意してください。
2.サイト構築
作成したデザインに沿って、サイト構築を行います。
WordPressサイトの制作では、主にPHPと呼ばれるプログラムを使いながらサイト構築を行います。ゼロからコードを作って制作するケースもあるでしょうし、既存のテーマをカスタマイズする場合もあるでしょう。
実際にサイト構築に入ると、今まで見えていなかった問題が出てくることも考えられます。そういった課題にスピーディに対処するためにも、制作側とは密にコミュニケーションを取っておいた方がいいでしょう。
サイト制作と平行して必要になる業務
サイト制作が完了した後に、もしくは制作と平行して実施する作業もあります。
Webサイトの公開をスムーズに行うためにも、また成果を出していくためにも重要なステップと言えます。サイト制作中は忙しくなるものですが、忘れずに行っておくことが大切です。
1.ユーザーの準備
WordPressを使うには、管理画面にログインするためのユーザーが必要です。運用に向けて、ユーザーは必要数だけ準備をしておくといいでしょう。
WordPressのユーザーは使える機能によって5つの権限があります。使える機能が多い方から順に、管理者、編集者、投稿者、寄稿者、購読者の5つです。
セキュリティや保守管理のし易さも考えて、権限を適切に設定したユーザーを準備することがポイントです。
2.コンテンツの企画、制作、アップロード
サイトの中身となる、コンテンツを制作してアップロードしていくステップになります。
ここで言っているコンテンツとは、WordPressの投稿やメディアなどのことです。ECサイトなら扱う予定の商品情報が、オウンドメディアの場合はブログ記事のことです。
コンテンツの制作は、思いのほか手間や時間がかかります。可能であればサイト制作と平行して、コンテンツの企画や制作も進めておいた方がよいです。
3.外部サービスのアカウント作成、連携
Webサイトの運用では、外部のサービスを使うことが多いはずです。例えば、Googleアナリティクスやサーチコンソール、SNS(FacebookやTwitter、Instagramなど)があげられます。
こういった外部サービスのアカウント作成や連携なども、公開に向けて準備をしておくことになります。SNSを使うのであれば、その運用体制も検討しておくことをおすすめします。
まとめ
WordPressを使ったサイト制作のフローについてご紹介しました。
制作するサイトの種類によって、制作フローは多少変わることがあります。しかし基本的には、ご紹介した流れに沿って制作を進めていくことになるでしょう。サイト制作時の参考にしていただければと思います。
ライター:NAKA
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