無料で使える!デザイナー向けポートフォリオサービス5つ
ウェブのポートフォリオは、URLさえ示せば世界中の誰にでも自分の作品をみてもらえるワールドワイドなツール。紙媒体のように打ち合わせや面接があるたびに持ち歩く必要もなく、次々に新しい作品を追加アップロードすることも可能です。
そんな便利なウェブポートフォリオですが、きちんとしたものを一から作成するのは難しい‥‥と二の足を踏んでいるクリエイターもいるのでは?
ウェブのポートフォリオを作るのに、時間をかけて試行錯誤する必要はありません。無料のポートフォリオサービスを使えば、すぐに作成が可能です。
デザイナー同士の交流が活発なサイトもあり、登録すれば新しい仕事が舞い込んでくるかもしれません。代表的なサービスを紹介します。
無料で使えるデザイナー向けポートフォリオサービス5つ
世界とつながるポートフォリオ「Behance」
Behance:https://www.behance.net/
Behance(ビーハンス)は、「世界をもっと近くに。」というコンセプトのポートフォリオサイトです。自分の作品を登録するだけでなく、世界中のクリエイティブなアートワークを自由に閲覧することができるのが特徴。
ポートフォリオを登録するだけでなく、気になるクリエイターをフォローしたり、いいと思ったコンテンツを評価したり‥‥世界中のクリエイターたちと交流してみましょう。
もちろん、自分のポートフォリオも世界へ公開されるため、評価されたり、フォロワーがついたりもします。
才能同士が出会えば、日本国内にとどまらずワールドワイドな仕事へと発展する可能性も?国内だけでなく、海外のデザインの流行や技術を常にチェックしていたいという人に、特におすすめのサービスです。
気軽に投稿できるデザイナー向けポートフォリオ「JAYPEG」
JAYPEG:https://jypg.net/
JAYPEG(ジェイペグ)は、デザイナー向けのポートフォリオサービスです。FacebookやTwitterのアカウントで利用することもできるので、SNSと紐づけてポートフォリオを宣伝したい人は特に便利に感じるはずです。
JAYPEG内ではコンテストも開かれており、自分の実力を試したいというクリエイターなら登録しておいて損はありません。
また、JAYPEGの公式Twitterアカウントやブログもひんぱんに情報発信をしているのもメリットの一つ。コンテストに入賞すれば、ブログやツイッターで紹介され、作品がよりたくさんの人の目にふれるチャンスもめぐってくるでしょう。
イラストやウェブサイトなどを投稿しているクリエイターが多く、「デザイナーではないけれど閲覧するために登録している」という人もいるこのサービス。コンテンツの投稿もかんたんなので、初めてのポートフォリオ登録にも最適です。
サポート動画で作成方法をチェック!「Portfoliobox」
Portfoliobox:http://www.portfoliobox.net/jp/
Portfoliobox(ポートフォリオボックス)の特徴は、「学ぶ&サポート」のタブから作成動画を閲覧できること。ウェブのポートフォリオ作りに不慣れな人でも、ストレスフリーで操作できます。
Portfolioboxに投稿されているコンテンツは、全体として写真が多めの印象ですが、イラストやポスターといった作品も投稿OKです。
独自のドメインが使える有料版もあるので、無料でアカウントを取得して、使い勝手がよければアップグレードするのもよさそうです。なお、使用言語は日本語を選べますが、料金表示は米ドル。有料版を申し込む際は注意してください。
特別な知識がなくてもウェブサイトが作れる「Salon io」
Salon io:https://salon.io/
個人のウェブサイトを作りたいけれど、一から作るのは難しいし管理もたいへん‥‥、と思うクリエイターも少なくないでしょう。Salon ioなら、かんたんな操作でウェブサイトが作成できます。
こうした作成サービスのウェブサイトは、ともすると画一的な印象になりがちですが、Salon ioならテキストや画像の自由なレイアウトで、個性豊かなポートフォリオサイトの作成を可能にします。
HTMLやCSSを追加することもできるので、ウェブ作りに慣れているクリエイターならかなり作り込むことも可能。
インタラクティブ機能が搭載されているので、ビジターがコンテンツを操作する仕掛けを置くこともできます。クリックして花や植物を成長させたり、オブジェクトの色を変えたりといった仕掛けを仕込むのも楽しそうですね。
無料で使えるSalon ioですが、有料プランも用意されています。より本格的に使いたい人も満足できるでしょう。有料プランは、ベーシック、プレミアム、ビジネスの3つ。
それぞれアップロードできる画像数や使えるドメイン名が異なります。価格はユーロ表示なので、日本円に換算した価格が知りたい時は、為替サイトなどを利用するようにしてください。
デザイナーに特化したSNS「Dribbble」
Dribbble:https://dribbble.com/
現代において、クリエイターが自分のコンテンツを売り込みたいと考えた時、SNSは必須といえます。ですが、さまざまなSNSに片っ端から登録してはみたものの、効果的な使い方がイマイチ分からず、気がついたら放置‥‥という人も多いのでは?
FacebookページやTwitterといったSNSはさまざまな人とつながることができる一方、思わぬ人間関係のもつれや、炎上につながるケースもあります。
デザイナーのためのSNSであるDribbble(Bが3つですが読みは「ドリブル」)なら、そうしたモヤモヤは無用です。Dribbleの特徴は「招待制」。
コンテンツを閲覧することは会員登録すれば誰でも可能ですが、作品をアップロードするためには、会員(Dribbleの中ではプレイヤーと呼ばれます)から招待される必要があります。そのため、コンテンツは質が高く、企業のアカウントも多く登録されています。
招待制サイトは、クローズドになりがちというデメリットもありますが、Dribbleの場合はむしろ投稿者を限定することが、クリエイターの質を保証する役目を果たしていると思います。
まとめ
- Behance
- JAYPEG
- Portfoliobox
- Salon io
- Dribbble
いかがでしたか。これらのサービスは一見似通っているようにみえますが、それぞれを詳しくチェックすると特徴があることが分かります。
デザイナー同士の交流を重視するか、自分の作風に合ったフォーマットを提供してくれるサイトを選ぶのか、はたまた有料プランにアップグレードできるサイトを使うのか。
チョイスは人それぞれだと思いますが、一通り使ってみて、合うか合わないかを体験してみるのも一興です。気軽に試すことができるのは、無料サービスの最大の利点。自分に合ったサービスを見つけてください。
ライター:真子
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