ランサーズの発注者はコンペで参加報酬を支払った作品を自由に使用しても良いのか?

発注者はコンペで参稼報酬を支払った作品を自由に使用しても良いのか?

ランサーズでは「タスク」「プロジェクト」「コンペ」と3つの方法で依頼を出す事が可能で、そのうちコンペ方式はその名の通りコンペとして募集をかけ、数多くの作品の中から、採用したものに報酬を払うといった事が出来るため、ロゴ作成やキャッチコピー作成などで非常に人気があります。

今回はそのコンペで「参加報酬」を設定した場合、参加報酬を払った制作物についても製作者側が利用して良いのかお話したいと思います!

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ランサーズの発注者はコンペで参加報酬を支払った作品を自由に使用しても良いのか

「参加報酬」の制作物は利用不可

結論からいうと参加報酬を支払った作品の利用は出来ません。

参加報酬を支払った制作物の著作権や知的財産権はランサー側(製作者)にあるからです。

なのでコンペ方式において発注者が使って良いのは当選報酬を払った制作物のみになります。

著作権や知的財産権を放棄してもらえばいいの?

法律的に言えば、著作権や知的財産権を放棄してもらえれば、参加報酬だけ支払った作品も利用することができますが、「著作権や知的財産権を放棄していただけませんか?」とお願いするのはおすすめできません。

まず、権利を放棄してくれるランサーは殆どいないでしょうし、そもそもモラルに反した行動と思われ、ランサーズ側に苦情が届いたり、発注者の評価が著しく落ちる事となるかと思います。

どうしても利用したい場合はどうすればいい?

既に参加報酬を支払った制作物をどうしても使いたい場合は、製作したランサーに個別の仕事(プロジェクト)として再度依頼、製作費を支払い、コンペで制作した物を再度提出してもらえば良い、と思われます。

金額については交渉する必要があるかと思いますが、当選報酬と同額程度であれば断られる可能性は低いかと思います。

では、参加報酬は何の意味があるのか

参加報酬を設定する理由は、製作してくれる人を増やし、制作物のクオリティを上げる目的があります。

1名しか当選しないのであれば報酬が1円ももらえない可能性の方が大きいので、ランサー側が参加する意味を見出せなくなってしまう可能性があります。しかし、当選報酬の他に参加報酬もあるなら、当選までいかなくとも報酬が貰えるかもしれない、と考えるからです。

なので高いクオリティと提案数を求めるならば、参加報酬を設定した方が良いでしょう。

参加報酬はいくらで何人に設定すればいい?

なるべく費用を抑えたいのであれば参加報酬「2160円で4件」が主流です。
なのでこちらが最低ラインと考えておけば良いでしょう。

一方でより多くの募集者を募りたいのであれば、件数を6〜10件くらいにしても良いですし、1件当たり5000円まであげても良いと思います。

参加報酬が高いのと、当選報酬を高いのはどちらが効果的?

おすすめは間違いなく当選報酬を高く設定する方です。

多くの人は当選報酬の獲得を目指して頑張りますし、「参加報酬でもまぁまぁ貰える」より「当選すれば沢山稼げる」ほうがクオリティの向上につながるでしょう。

たとえば予算が10万円でロゴを発注したい場合、当選報酬に5万円、参加報酬に1万円×5人などとしてしまうと、応募者は沢山増えるでしょうが、ほとんどは参加報酬狙いでクオリティの低いものばかりが届く可能性が高いです。

一方で当選報酬を9万円、参加報酬を2500円×4名としたほうが、上記のケースより応募者は少ないかもしれませんが、9万円の獲得を目指してクオリティの高い制作物が集まりやすいかと思います。

単純に考えて、当選報酬の額と同等のクオリティの制作物が集まると考えておけばいいでしょう。

まとめ

  • 参加報酬を支払った制作物は、利用できない
  • 著作権や知的財産権を放棄してもらう事は、参加報酬以外に別途交渉が必要になる可能性が高い
  • 参加報酬の存在は、クオリティと提案数の向上のため。
  • 参加報酬の最低ラインは2160円×4件が主流。
  • 参加報酬より当選報酬の金額を高くした方がクオリティが良い

まず、参加報酬を支払った制作物の著作権や知的財産権は製作者(ランサー側)にある事を覚えておきましょう。

「報酬を支払ったのだから」と言って使って良いわけではありません。参加報酬はあくまで参加者を増やすための起爆剤と考えておいた方が無難です。

一方で、クオリティをあげたいなら参加報酬を増やすより当選報酬の価格を高く設定したほうが良い物が集まりやすいかと思います。

当選報酬と同等の価値の制作物が届くと考えておきましょう。

ライター:敏夫

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