お風呂の中でのPC作業はやめたほうが良い2つの事例と安全な運用方法

お風呂の中でのPC作業はやめたほうがよい事例と安全な運用方法

湯船にゆっくり浸かると、シャワーだけで済ませるよりもリラックスできるような気がするのは私だけではないはず。毎日いそがしいからこそ、食事や入浴といった基本的なことはおろそかにせず、健康を心がけたいものです。

体を温めるためには、ゆるめのお湯でじっくり半身浴をするのも効果的といわれています。

何もせずにただ浸かっているだけだと飽きるから、読書をしよう!という人もいて、最近ではお風呂で使える読書台も発売されています。

ドラマや芝居の台本を読み込むために愛用している俳優さんもいるとかいないとか‥‥。

なかには読書ではなく、PCで映画鑑賞や執筆作業をしたいなーと思う人もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。お風呂の中へPCを持ち込むのはとてもキケンなのです…。

スポンサードリンク

2つの事例からみる、パソコンがお風呂NGの理由

PCは電化製品なので、水が故障の原因になることは、皆さんよくご存知の事実かと思います。

とはいえ、「最近は防水スマホやタブレットも発売されているし、ほんのちょっとなら平気なんでしょ?」、「水濡れ防止にカバーか何かをつければ問題なく使えるよね?」などと科学の進歩を過信してしまう人が一定数いるのも事実。

ですが、そうした使い方はオススメできません。それはなぜだと思いますか?

お風呂でのPC作業をやめた方が良い理由と安全に使う方法を、2つの事例から見ていきたいと思います。

【事例1】お風呂でPCに水がかかる危険性

感電の危険がある

湯船のフタに載せて作業をして、さて、と立ち上がった拍子に水しぶきがPCに!こんな時、手元にあるボディタオルであわてて拭こうとするのは危険です。水に濡れたPCは、感電の危険があるからです。

お風呂でパソコンを使って感電死
http://www.gizmodo.jp/2009/06/post_5723.html

濡れている状態だとさらに感電しやすくなる

お風呂のPC作業において、もっともこわいのはPCの故障ではありません。感電です。人体は水分が多いのでもともと電気抵抗が低いのですが、濡れている状態だとさらに感電しやすくなります。

電装作業安全衛生ハンドブック
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1999/00268/contents/039.htm

また、たとえ水に濡れた直後は問題なく使えたとしても、中に入り込んだ水分が機器の腐食を引き起こすなど、ある日突然、漏電してしまう可能性もゼロではありません。

PCが壊れるだけならまだしも、自分の体や命にも危険が及ぶ可能性があるお風呂でのPC作業。そのリスクを冒してまでやらなければならない作業でしょうか。

【事例2】高い湿度のなかにPCを置いて使う危険性

風呂場は湿気だらけ

なら、絶対に水に濡れないよう、防水カバーや対策を施した上で使用すればいいのでは?と思う人もいるかもしれません。実際、タブレットやスマホ用の防水カバーは市販されていますし、お風呂で音楽を楽しめる防水スピーカーなどもあります。

ですが、PCは呼吸をする機器であるということを考慮しなければなりません。 PC内部に熱がこもらないよう、吸気口から空気を取り込み排気をする、という空気の循環システムが搭載されているのです。

湿気のこもったお風呂場の空気がPCの内部を循環する‥‥それがPCにとってどんなに負担がかかることか、想像すればすぐに分かると思います。

もともとPCが湿気を嫌うことは広く知られており、高温多湿の日本においては梅雨の時期など、室内でもPCの置き場所に十分配慮するよう、注意喚起がなされることもあります。

PC内部で結露する可能性がある

入浴時のお風呂場の湿度は、ほぼ100%、つまり「飽和状態」に限りなく近い状態にあります。蒸発した水分(お湯から出ている湯気)が天井や壁などに結露しているのは、そのためです。

人にとってはお肌や喉が潤う嬉しい環境でも、PCにとっては劣悪以外のなにものでもありません。入浴中は問題なく使えても、湿気が蓄積することである日突然電源が入らなくなったり、さまざまな不具合が出てくる可能性が高くなります。

PCをお風呂に持ち込むのは、わざわざ故障の原因を作りにいくようなものなのです。

PCをお風呂で安全に使う方法

PCを安全に使う方法は、「水にふれさせない」、「温度や湿度が一定の環境下で使用する」ことです。

特に水は、感電の危険があるので、お風呂だけでなく、コーヒーをこぼしたり、雨に濡れたりした場合はすぐさま電源を切る必要があります。

ちなみに、感電や漏電に関しては、PCにたまった埃や汚れも、原因になりえます。

キーボードや込み入った部分はブラシを使って、ディスプレイは乾燥しているやわらかい布を使うなどして、定期的にクリーニングをしておくと、より安全に使えるのではないでしょうか。

オフィスや室内でも、日中日差しが降り注いで局所的に高い温度になる窓際や、エアコンが直接当たるような場所、ひんぱんに水をやる植物や、給湯ポットが置かれている近くには配置しない方が安全でしょう。

また、レシピを調べたり音楽を聴きながら調理するのには便利ですが、台所も湿気がこもりやすい場所です。自宅でPCを使う場合はお風呂だけでなく台所でも使わない、もしくはごく短い時間のみ使用するようにした方が安全です。

どうしてもお風呂でネットを使いたい!作業をしたい!ということであれば、タブレットに防水カバーをつけて持ち込むのが安全でしょう。

そもそもバスタブにゆっくり浸かるのは、リラックスや体を温めるためです。せわしなく何かをするのではなく、お風呂そのものを楽しんではいかがでしょうか。

スマホ・ダブレットの防水ケース

水で丸洗いできるUSBキーボード

Ankerから、IPX7の防水防塵Bluetoothスピーカー

まとめ

挙げた2つの事例から、PCは水分だけでなく、湿度の高い環境そのものが苦手だということがお分かりいただけたと思います。

PCは年々軽量化され、丈夫でどこへでも持ち運べると思ってしまいがちです。また、タブレットの使い勝手と性能が向上したおかげで、PCとタブレットを同一視してしまうこともあります。

ですが、タブレットとPCは別々の機械です。防水タブレットが発売されているからといって、PCも大丈夫という理屈にはならないのです。

PCが精密な電子機器だという基本を忘れず、安心して使用できる環境で使うよう、注意する必要があります。

ライター:真子

えふまが!公式アカウントをフォローして最新情報を受け取りましょう!