あなたは何のために書く?文章を書くことの楽しさを考えてみた。
文章のおもしろさに気づいたのは小学校の国語の時間でした。遠足をテーマに書いた作文に花マルがついてから、私は文章で表現することを楽しいと思うようになったのです。
時に記録として、時に思いを伝えるツールとして、人は文章を綴ります。ライターとして働くようになった今、文章の魅力はどこにあるのか改めて考えてみました。
文章
文章で残すことの意味
どうして日記をつけるのか。消えてしまう記憶を残しておくために綴るのだと思います。人は思いついたことや経験したことを、どんどん忘れながら生きています。そこで登場するのが文章です。
ピラミッドに残る象形文字からもわかるように、古来より人は「書く」という方法で、様々な事柄を残してきました。後世に伝えるというのは大げさかもしれませんが、人には書いて残そうとする潜在的な能力が備わっているのではないかと思います。
変化するビジネスの世界においても、重要な内容は「紙」で残します。メールやWebライティングなど、紙以外に残す文章はこれからも増えていくでしょうが、最終的に「残る」のは紙に書かれた文章なのかもしれません。
文章で表現することの魅力
私はテレビ番組のレポーターをしていた経歴があります。その場の状況を「言葉」で表現する仕事です。自分の思いを伝えるといった意味で、話すことと書くことは密接な関係にあると思います。
自分の声が届くかぎり、そこに人がいるかぎり、話して伝えることは効果的です。しかし、そんな状況ばかりではありません。その点、文章は「現在」を切り取り、読む人のタイミングに合わせ、時を超えて発信し続けることができるのです。
ターゲットに合わせて書く文章
人によって声が違うように、文章も書く人によって千差万別です。例えば海を見て、自由に文章を書くとします。「きれいな海だ」と書く人もいれば、「なんてきれいな海なんだ!」とさらに感情を入れる人もいるでしょう。
なかには「一見きれいに見える海だが…」と世間に訴えかける人もいるかもしれません。たったひとつの題材でも、思考の変化によって出来上がる文章はまるで違うものになります。
ここで注目するのが、「誰に向かって書くか」ということです。ラブレターであれば大好きな人に向けて思いの丈を綴りますし、広告であれば消費者に向けて訴えかけます。読む人に合わせて、変幻自在に内容が変わることも書くことの楽しみです。
最後に、私の話ですが、書いた文章はまるで自分の「子ども」のような存在に感じます。自分の文章でお店が繁盛したり、商品が売れたりすることは、やはり嬉しいもので、旅立った子どもの活躍を見ているような気分です。
残す、伝える、表現する、この3つについて考えてきましたが、文章にはもうひとつ、素晴らしい魅力があります。
それは「人を動かす」ことです。文章で読む人の背中をポンと押すこともできますし、経済だって動かせます。ゼロからイチを作り、それが世間に働きかける様子は、ライター冥利に尽きる幸せだと思っています。
ライター:たつみ
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